デビルズ・シティ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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やや消化不良か。難しくて斬新な世界観。


2016年1月16日公開
監督:トム・ウッドラフ・Jr.
出演:ダニエル・チャクラン
クリスティン・ミンター 他


【賛否両論チェック】
賛:世界観やビジュアルが斬新。悪魔から見た人間の普遍性など、教訓めいた部分も印象的。
否:正直よく分からない描写も多く、消化不良が残りそう。グロシーンも多数あり。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり



 悪魔がはびこる世界を舞台にして、人間達に起こった変化に、追いつめられていく悪魔達の姿を描きます。


 とあるアパートの地下室へと走ってくる、1人の少女・サラ。彼女は、追いかけてきた母親の恋人・アンドレに追いつめられ、暴行されそうになりますが、そこへふと現れたのは、麻薬の売人・ヴァインでした。しかし彼は、アンドレを止める様子もなく、
「お前がその娘に手を出せば、彼女は反撃し、お前は逆上して殺すだろう。ここで面倒は起こされたくない。〝現状維持”だ。」
と告げます。結局、アンドレがその場を立ち去ったため、サラは難を逃れるのでした。


 時を同じくして、同じアパートの一室。占い師のコーネリアが、やって来た主婦をタロットカードで占っていました。しかし、途中で出た予想外の不吉な結果に、コーネリアは思わず正体を露わにし、主婦の喉元を切り裂いて、殺害してしまいます。コーネリアはすぐに、不吉な予言をヴァインに相談。ヴァインは仕方なく、死体の処理を引き受けるのでした。


 実はヴァイン達の正体は、地上へやって来た悪魔。彼が住むこのアパートには、同じように人間の姿をした悪魔が多数暮らしており、日々人間の不幸をエネルギーにして、生活をしているのでした。ところが翌朝、アパート全体がおかしな空気に包まれ、ヴァインは絶句します。人々から負のオーラが消えてしまったようで、アンドレは真面目に仕事を探しに出かけ、サラとも本当の親子のように接していました。他の住人達も同様で、ケンカばかりしていたはずのカップルも、ところ構わず愛し合うように。面食らうヴァイン達悪魔をよそに、人間達は幸せを謳歌し始めます。次第に慌てていく悪魔達でしたが、やがてその中の1人が、見るも無残な死体となって発見されるのでした・・・。


 世界観は、斬新でステキです。人間が善くなってしまったがために、糧をなくした悪魔が、次第に追いつめられていく様子も、言い得て妙だと思います。


 ただ、何となく抽象的で、正直よく分からないようなシーンも多く、観終わってもどことなく消化不良な感が否めません。グロシーンやラブシーンも多いので、その辺りも好き嫌いは分かれそうです。


 とはいえ、悪魔のビジュアルはどれも自然で、違和感がないから不思議です。気になった方は、チェックしてみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>