モンスターズ 新種襲来 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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極限状態でも争い合う。変わらない人間の愚かさ。


2016年1月9日公開
監督:トム・グリーン
出演:ジョニー・ハリス
サム・キーリー 他


【賛否両論チェック】
賛:モンスターという脅威をよそに、人間同士の殺し合いが続いていく様が、切なくて虚しい。その中で、少しずつ心を病んでいく主人公達の様子も、悲しすぎる。
否:メインは対武装勢力なので、モンスターとの戦いを期待して観ると、裏切られること必至。ラブシーンが何故かかなりあり。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり



 「モンスターズ 地球外生命体」の続編です。巨大生物が跋扈する世界で、激化する武装勢力との戦いを描きます。


物語は、巨大なモンスターが繁殖してしまった世界。中東はモンスターの巣窟と化し、人類はその存在に頭を悩ませていました。先進国は、最も有効な空爆を敢行していましたが、空爆は同時に民間人にも多くの犠牲者を出し、反発から武装勢力の台頭を許す結果となってしまいました。ベテランのアメリカ兵・フレイター二等軍曹(ジョニー・ハリス)は、その最前線で、武装勢力との戦いに明け暮れる日々を送っていました。


 一方、アメリカ本国・デトロイト。マイケル・パークス(サム・キーリー)は、2年前に地元の仲間達と入隊したばかりの新兵でしたが、早速中東の危険地帯への派兵が決まり、仲間達と出発前夜の馬鹿騒ぎへと繰り出していました。彼らの中には、子供が生まれたばかりのショーンもおり、それぞれに複雑な想いを抱えながら、翌日の派兵を迎えます。基地に到着したパークス達は、フレイターやフォレスト三等軍曹の命令の下、武装勢力の脅威から基地を守るため、市内のパトロールを行う任務につきます。その中でパークス達は、爆弾と同じ容器を大量に運び込む民家を発見。日が暮れるのを待って、中へと突入します。ところが実際には、家主は普通の農夫でした。あり得ない不手際に、フレイターは激昂しますが、そんなフレイターを長年の戦友であるフォレストは、それとなくなだめるのでした。


 そして、パークス達が派兵されて3ヶ月が過ぎた頃、彼らに新たな任務が課されます。それは、危険地帯の深部の砂漠で消息を絶った部隊を発見し、救出するというもの。フレイターに率いられた彼らは、3台の車両に分乗し、出発します。最初は順調に見えた作戦でしたが、すぐに小型のモンスターの群れと遭遇し、先頭車両がモンスターの1匹と衝突。するとその直後、今度は2台目が武装勢力の仕掛けた地雷によって、爆破されてしまいます。フォレストは即死し、フラフラと外に出たショーンは、別の地雷を踏み、両足を吹き飛ばされてしまいます。さらに武装勢力による銃撃も始まり、パークス達は一気に絶体絶命の状況へと追い込まれてしまうのでした・・・。


 前作の知識は不要です。雰囲気としては、「世界侵略 ロサンゼルス決戦」と近いような感じでしょうか。ただ、大小様々なモンスターが登場するものの、あくまでも対武装勢力との戦いがお話のメイン。なので、「人類が存亡をかけてモンスターと戦うお話」を想像して観ると、期待と違う感が満載だと思います。


 “モンスター”という目の前の脅威をなおざりにして、人間同士が不毛な殺し合いを繰り広げる世界観に、切なさや虚しさが終始漂っています。そんな中で、大切だったはずの仲間達が次々に死んでいき、少しずつ精神を蝕まれていくパークスやフレイターの姿にも、観ていていたたまれなくなるものがあります。


 グロシーンが当然のようにかなりあるほか、前半は何故かラブシーンも割とありますので、ご注意を。アクション自体はスゴいので、純粋にそちらを目当てにご覧になるのもイイかと思います。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>