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落語そのままの世界観。心温まるほんわかコメディ。


2016年1月16日公開
監督:杉山泰一
出演:松山ケンイチ・北川景子 他


【賛否両論チェック】
賛:一門の危機に奮闘する主人公の姿が、まるで落語のようにコミカルに描かれていくのが楽しい。思いのほか豪華なキャストにも驚き。
否:説明セリフや、少し古風な言い回しが多いので、その辺りはやや好みが分かれそうなところか。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・墓地のシーンは少し怖いかも



 落語家一門の新弟子が、いなくなった弟子探しを任され、奮闘します。主演は松山ケンイチさん。


 谷中の落語家・出船亭一門の師匠・志ん米(尾藤イサオ)は、一門のスポンサーである後援会会長・斉藤(三田佳子)の下を訪れていました。話題はもうすぐやってくる、志ん米の師匠・志ん扇の十三回忌一門会に。斉藤はこの一門会で、かつて自分のお気に入りだった志ん魚(伊藤克信)のネタ「出目金」が観たいと言い出します。しかし志ん魚は、とっくに落語家を辞めており、志ん米は困ってしまうのでした。


 一門で話し合った結果、なんとか志ん魚を探し出して、「出目金」をやってもらおうということになり、志ん米は志ん魚探しを、新弟子の志ん田(松山ケンイチ)に任せることにします。この志ん田は、脱サラして落語家になったものの、生真面目な性格が災いし、噺家としてはなかなか上達しません。志ん米の家に住み込み、芸を磨こうとしてはいましたが、志ん米の娘・夕美(北川景子)には、
「小学生が国語の教科書読んでるようにしか聞こえない!!」
と、どやされる毎日でした。そんな彼は、突然の兄弟子探しの指示に面食らいますが、志ん魚の落語が大好きだった夕美は、俄然探す気になるのでした。


 手がかりが少ない中、志ん田は志ん魚の実家があった日光を訪れますが、実家は既に空き地となっており、手がかりはつかめません。その後も、志ん魚の家族も当たってみますが、現在の彼の居場所にまつわる手がかりは、得られませんでした。そんな中、夕美の情報網から、志ん魚の目撃情報が寄せられます。それを受け、志ん田と夕美は、近所の墓地で張り込みを開始。そして夜中になり、とうとう志ん魚を発見するのでした。ところが志ん魚には、もう落語をやるつもりはない様子。このままでは一門の面目に関わると、志ん米は志ん魚になんとか「出目金」をやらせるよう、志ん田に託します。志ん田は志ん魚の住まいに押しかけ、あの手この手で志ん魚に落語を再びやってもらえるよう奮闘するのでしたが・・・。


 落語家のお話ですが、ストーリーそのものも、まるで1つの落語のような世界観です(笑)。不器用で下手くそな駆け出しの落語家が、一門のピンチに孤軍奮闘する様子が、ユーモアたっぷりに面白おかしく描かれていきます。


 そしてこの作品のもう1つの魅力が、超豪華なキャストの面々。急逝された森田芳光監督にゆかりのある方々が多数出演されており、
「おお!ここでこの人!?」
なんて、思わず感動してしまいそうなくらいです(笑)。


 セリフの言い回しなんかは、少し好みが分かれそうな気もしますが、クスッと笑って楽しめる、ほんわか落語コメディに仕上がっています。



【ワンチャン・ポイント】
※戸谷公人さん・・・本作では、松山ケンイチさん演じる主人公の兄弟子役。「仮面ライダーディケイド」での仮面ライダーディエンド役で一躍有名になった方で、最近の映画では、「東京伝説 歪んだ異形都市」のエピソード1『ぬいぐるみ』に、ヒロインの恋人役で出演されています。最新作では、就活生とブラック企業との戦いをオムニバスで描いた「シュウカツ」にも出演されるそうですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>