リトル・バード 164マイルの恋 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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まさに思春期。2人の少女の危険な冒険。


2016年1月9日公開
監督:エルジン・ジェームス
出演:ジュノー・テンプル
ケイ・パナベイカー 他


【賛否両論チェック】
賛:思春期の逃避願望を赤裸々につづり、その顛末を淡々と描いていく。2人の対比も印象深い。
否:言ってしまえば「家出をするだけの映画」なので、人によっては退屈で眠くなるかも。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・少しあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・後半の雰囲気は少し怖いかも



 田舎町に暮らす少女達が、ロサンゼルスへと家出をします。


 物語の始まりは、ソルトン湖のある小さな田舎町。そこで暮らすアリソンとリリーは、お互いに唯一の親友でした。アリソンは母親が亡くなっており、無口な父親と共に静かに暮らしていました。一方のリリーも、父親を亡くしており、母親は男と遊んでばかり。リリーは、幼い息子と戦争の後遺症を持つ夫の世話をしている叔母を手伝っていましたが、その心はすさんでおり、列車が来るギリギリまで線路に立ちすくんだり、レッグカットを繰り返したりする日々を送っていました。


 そんな2人はある日、ロサンゼルスから遊びに来ていた不良グループと出逢います。アリソンはそれなりに距離をとっていましたが、リリーはその中のジェシーと惹かれ合うものを感じ、いつかまた再会することを誓うのでした。ところが、彼らを分かれた直後、アリソンとリリーは地元の不良少女達に絡まれます。言い返すことも出来ず、顔に唾を吐きかけられたリリーは、すぐにでもこの町を出ていくことに決めるのでした。


 その夜2人は、顔見知りの牧場主・ホーガンの車を失敬し、ロサンゼルスへと旅立ちます。途中、万引きをしてきたというリリーをアリソンは見とがめ、自分が商品を返してこようとします。ところが店主に捕まってしまい、警察に突き出されそうになったアリソンを、今度はリリーが助け、2人は逃げ出します。そうこうしているうちに、ようやくロサンゼルスに到着した2人は、ジェシー達と再会。その後2人は彼らに連れられ、次第に悪事に手を染めるようになっていくのでしたが・・・。


 思春期を迎え、複雑な家庭環境や閉鎖的な地元の雰囲気に嫌気がさし、淡い恋を夢見て家出をしてしまう2人の少女。そんな2人の中でも、理性を保って家へと想いを馳せていくアリソンと、ただただ破滅へと突っ走ってしまうリリーの対比が、淡々と描かれていきます。


 ただ、言ってしまうとそれだけの映画ともとれてしまうので、かなり退屈な印象も否めません。


 思春期特有の葛藤に苛まれる、切ない作品に仕上がっています。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>