ストレンジャー・プロジェクト | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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やや難しいが、痛快。先の読めないクライム・サスペンス。


2016年1月5日公開
監督:コラード・ボッチア
出演:コリン・エッグレスフィールド
カタリーナ・サンディノ・モレノ 他


【賛否両論チェック】
賛:旅先で思わぬ事態に巻き込まれた主人公が、必死に危機を切り抜けようと孤軍奮闘する姿が印象的。先の読めない展開に、ハラハラさせられる。
否:終わり方は、案外あっけない印象。登場人物の関係性も、やや難しいか。


ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・殺害シーン・拷問シーン等多数あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 何も知らずにタイへやって来た旅行者が、思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていきます。


 物語の始まりは、タイ国家警察の取調室。容疑者のジョシュ・プラットは、アメリカ司法省の捜査官の取り調べを受けていました。その事件は、8日前に遡ります。


 元々ジョシュは、敏腕な証券マンでした。勤め先の証券会社はその日、証券取引委員会の調査を受けていましたが、経営者で上司でもあるヴィシェからは、
「何も問題はない。」
と言われていました。そんなヴィシェからジョシュは、しばらくの長期休暇と、休み明けからの共同経営者への昇進を打診されます。仕事人間のジョシュは、急な長期休暇に戸惑いながらも、タイ・バンコクへと旅立つのでした。


 ジョシュの兄・ポールは、タイでクラブを経営する実業家。地元の有力マフィアでさえも恐れない彼は、事業で成功を収めている一方で、裏社会では反感を買っていました。そんな彼は、ジョシュの到着を聞き、早速迎えをよこします。空港にやって来たのは、ポールの右腕として活躍する女性・ジュールス。彼女のバイクに乗り、ポールの下へと向かうジョシュでしたが、そんな2人を黒塗りの乗用車が追跡してきます。すぐに気がついたジュールスは、巧みなドライビングテクニックで、なんとか巻くことに成功するのでした。


 その後、ジョシュは無事にポールの邸宅に到着し、ポールと久しぶりの再会を喜びます。ポールは、自身の警護を用心棒のデレクに任せ、ジュールスをジョシュの警護に付けます。一方その頃、地元のマフィアのボス・ジャプールは、自身の資金を洗浄するために利用しているヴィシェと連絡がつかなくなっていました。実はポールは、ヴィシェとは友人同士だったため、ジャプールは配下のヴィロに、ポールに揺さぶりを駆けるよう指示します。ところがその後、ヴィシェはインサイダー取引の疑いで逮捕されてしまい、資金の回収は不可能に。しかもヴィシェは捕まる直前に、ジョシュに“ある方法”でジャプールの資金の行方を託していたため、ジョシュはマフィアやタイ警察、そしてアメリカ司法省と、あらゆる組織から追われる羽目になってしまうのでした・・・。


 ただの長期休暇のはずが、知らず知らずのうちに陰謀へと巻き込まれ、それでもその危機を乗り越えるべく奮闘する主人公の姿に、思わずハラハラさせられます。


 ストーリーとしては、お話のスケールが大きい分、若干尻すぼまりで終わってしまった感は否めませんが、それでも国際的な資金洗浄にまつわる命懸けの戦いに、最後まで目が離せません。


 アクションというよりは、サスペンスをメインで楽しみたい。そんな方にオススメの作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※ゲイリー・ダニエルズ・・・本作では、ポールの用心棒・デレク役。どこかで見たことがあると思ったら、「鉄拳 Kazuya's Revenge」のフューリー役の方でした。他にもあの「エクスペンダブルズ」なんかにも出演されているみたいですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>