アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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むごたらしくて、哀しい。壊れてしまった女性の、壮絶な復讐劇。


2016年1月9日公開
監督:R・D・ブラウンシュタイン
出演:サラ・バトラー
ジェニファー・ランドン 他


【賛否両論チェック】
賛:理不尽な暴力に心を壊され、復讐心に突き動かされていく主人公の悲惨な精神状態が、赤裸々に描かれていく。
否:目を覆いたくなるような、凄惨な描写が多いので、苦手な人・嫌いな人には絶対不向き。


ラブシーン・・・メッチャあり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも



 今回が4作目となる、暴行された女性の壮絶な復讐劇を描いた作品。第1作目のその後が描かれます。


 主人公は、会社勤めをしているアンジェラ(サラ・バトラー)。彼女にはかつて、保安官を含めた5人の男達に集団で暴行を受け、殺される寸前に川に飛び込んで助かったという壮絶な過去があり、それ以来、〝男性”というものに対する見方や接し方が、完全に歪んでしまっていました。そんな彼女は、同じような境遇を持つ女性達によるセラピーの会に参加することになり、そこで1人の女性・マーラと親しくなるのでした。会からの帰り道、チンピラ達に絡まれていたのを助けられ、アンジェラはそのままマーラと飲みに行くことにします。


 その後も2人は、頻繁に飲み明かしては、セラピーの参加者の悪口を言ったりして親交を深めていきますが、実はマーラにも、どうやら元カレに激しい暴行を繰り返されたという、凄惨な過去がある様子でした。そんな2人が参加しているセラピーの中には、キャシーという10代の少女がいました。彼女はなんと現在進行形で、母親の再婚相手・ロンから、暴行を受けているとのこと。苦しんでいるキャシーを見かねたマーラは、アンジェラを連れて行動を起こします。ロンが駐車場で1人になった瞬間を狙い、覆面をかぶって彼を襲撃。もう2度他人を不快にさせないことを誓わせるのでした。


 しかしそれからしばらく経ったある日のセラピー後、マーラは
「元カレに会って、彼の部屋にある自分の荷物をとってくる。」
と言い残し、足早に去っていきます。そしてその後、彼女は暴行された遺体となって、発見されるのでした。しかも問題の元カレは、証拠不十分で釈放。それを聞いたアンジェラは激高し、刑事に食ってかかりますが、警察ではどうすることも出来ないとのこと。事ここに至って、とうとう自分を抑えることが出来なくなったアンジェラは、マーラの仇を討つべく、1人で行動を起こすのでしたが・・・。


 女性としての尊厳を踏みにじられた主人公が、その心を蝕まれ、次第に理不尽な男達への激しい憎悪に突き動かされていく様子が、壮絶な暴力描写と共にこれでもかと描かれていきます。そのあまりにおぞましく、むごたらしい様子に、思わず反吐が出るほどです。


 とにかく描写がかなり過激なので、好き嫌いはハッキリ分かれると思います。


 「正義は待っても訪れない。」

主人公の言葉が胸に刺さる、そんな作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※サラ・バトラー・・・本作の主演。第1作目の「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」でも主演を務めた方で、最近では内部告発をしようとした女性が、殺し屋と壮絶な戦いを繰り広げる「デッド・ハング」の主演もなさっています。決して強くはないものの、不条理と健気に戦う女性役が印象に残る方ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>