クリード チャンプを継ぐ男 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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世代を超えて受け継がれる魂。これぞ戦う男達の生きざま。


2015年12月23日公開
監督:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン
シルベスター・スタローン 他


【賛否両論チェック】
賛:人生の全てをぶつけ、ボクシングに生きようとする主人公の姿が、感動を誘う。強敵と戦う主人公と、病気と戦うロッキーとの、立場を越えた絆にも感動。
否:展開としては、やや駆け足感が否めないか。ボクシングのシーンがあるので、苦手な人には向かない。


ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・殴り合いのシーンが多数あり
アクションシーン・・・ボクシングのシーンが多数あり
怖シーン・・・基本的にはなし



 あの「ロッキー」の新章です。主演は代わり、マイケル・B・ジョーダン。


 物語の始まりは、1998年・ロサンゼルスの少年刑務所でした。問題児のアトニスは、その日も殴り合いのケンカを起こしてしまい、独房に入れられていました。するとそこへ、1人の女性が面会にやって来ます。てっきり民生委員だと思ったアトニスは、彼女を敬遠しようとしますが、そんなアトニスに、彼女は父親の話を始めます。実は彼女は、アトニスの実の父、アポロ・クリードの未亡人。アトニスは、アポロと愛人との間に生まれた子供で、メアリーはそんな彼に、
「一緒に暮らさないか?」
と声をかけに来たのでした。


 時は流れ、2015年の現代。成長したアトニス(マイケル・B・ジョーダン)は、メキシコに通いながらボクシングの腕を鍛え、賞金を稼いでいました。ある時、彼は仕事を辞めると、貯まった金を手に、地元のボクシングジムを訪れ、
「俺を鍛えてほしい。」
と頼み込みます。しかし、顔馴染みのトレーナーは、この頼みを一蹴。ぶ然としたアトニスは、ジムのボクサー達に次々と勝負を吹っかけます。しかし結局、彼はPFP2位の選手に、呆気なくKOされてしまうのでした。


 彼はボクシングをしていることを、母親代わりのメアリーには黙っていましたが、メアリーは全てを察していました。実は彼女の亡き夫であり、アトニスが生まれる前に死んだアポロは、かつての歴代チャンピオン。何度も傷ついたアポロの介抱をしていたメアリーは、アトニスのボクシングに反対しますが、最終的には連絡を断つことを条件に、それを受け入れるのでした。そんなアトニスが向かった先は、フィラデルフィア。彼はそこで、1件のレストランを訪れます。そのレストランを営んでいたのが、他ならぬアポロの盟友・ロッキー(シルベスター・スタローン)なのでした・・・。


 前作までの知識は、なくても問題ありません。まるで導かれるかのように、ボクシングと出逢い、やがて亡き父の盟友・ロッキーとも出逢い、人生を賭けて勝負の世界に挑んでいく主人公・アトニスの姿が、荒々しくも清々しく心に響きます。また、そんなアトニスに心を開き、やがて固い絆で結ばれていくロッキーもまた、切なくも微笑ましく映ります。


 中でも後半、アトニスは強敵との勝負に、そしてロッキーは迫り来る病魔にと、お互いに支え合いながらそれぞれの戦いに挑む様子が、観ている者の胸を打ちます。


 ボクシングのシーンが多いので、殴り合いが苦手な人には勿論向きませんが、ラストのまるで本物の試合のような緊迫感は必見です。是非劇場でご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※マイケル・B・ジョーダン・・・本作の主演・アトニス役。まさに新進気鋭といった俳優さんで、黒人青年射殺事件を描いた実話「フルートベール駅で」での主演や、最近では「ファンタスティック・フォー」でのジョニー役でも有名なお方。今後もますますその活躍に注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


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