森のカフェ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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不思議と心が癒される。ちょっと変わった哲学のお話。


2015年12月12日公開
監督:榎本憲男
出演:管勇毅・若井久美子 他


【賛否両論チェック】
賛:世間から少し飛んでいる主人公達が織り成す人間模様が、不思議でもあり印象にも残る。心温まる世界観に、自然と癒されそう。
否:ストーリーは悪く言うと意味不明で、話している内容も難解だったりする。授業のシーンなんかは結構難しい話で、眠くなりそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし



 論文に悩む哲学者が、森で不思議な女性に出逢います。


 主人公は哲学者の松岡啓司(管勇毅)。最近彼は、大学に提出する論文が全く書けず、不眠症を患っていました。そんな彼は、家にいても仕方がないと、近所にある大きな森林公園へと出かけることにします。丁度よさそうな木陰のテーブルを見つけ、早速論文を書こうとしますが、残念ながらアイディアが全く浮かばず、いつしか彼は居眠りをしてしまうのでした。


 すると突然、
「いらっしゃいませ。森のカフェにようこそ。」
と声をかけられ、松岡は飛び起きます。目の前には、1人の女性の姿がありました。困惑する松岡をよそに、女性は
「本日オープンしました。ご注文は?」
と繰り返します。しかも松岡が仕方なく、
「じゃあキャラメルマキアート。」
と注文すると、
「男のくせに、キャラマなんて気持ち悪いもの頼んでんじゃないわよ。」
と怒られてしまい、結局彼は魔法瓶から注がれたブレンドコーヒーを飲まされることになってしまいます。しかし予想に反し、味はなかなか。不覚にもその後も居眠りをしてしまった松岡が、ふと目を覚ますと、時刻は既に夕方近くになっており、女性もコーヒーも消えてしまっているのでした。


 「もしかすると、あの子は森の妖精だったのかも・・・」
と思い始める松岡。その後も論文は全く書けず、いてもたってもいられなくなった松岡は、再び公園へ。果たしてあの女性は再び現れ、ブレンドコーヒーを飲ませてくれます。しかも今回はただの「森のカフェ」ではなく、「森のフォークカフェ」だとのことで、女性はおもむろにギターを取り出すと、オリジナルの曲を披露します。最初は面倒くさがっていた松岡でしたが、次第にその奥深い歌詞に引き込まれていくのでした。そんな彼女の正体は、近くの大学に通う留年中の女子大生・森野洋子(若井久美子)。やがて2人の出逢いは、松岡の論文に勇気と力を与えていくのでした・・・。


 一言で表すなら、「不思議」という言葉がピッタリな作品です(笑)。


 片や、学説とはかけ離れた論文を書こうとしつつも、批判を気にして何も書けなくなっている哲学者。片や、素敵な歌声を持ちつつも、何となく留年してくすぶっている大学生。そんな、世間からはちょっと飛んでいる2人が出逢った時、奇妙だけれどどこか温かい、不思議な化学反応が起こります。


 ただ展開は結構不可解で淡々としているので、好みが合わないと眠くなりそうです。


 ちょっと不思議なお話ですので、気になった方は是非チェックしてみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※伊波麻央さん・・・本作では、森野洋子の唯一の親友・由美役。新進気鋭の女優さんで、日映のシネマガにも取り上げられたとか。今後の活躍にも期待大です。


※東亜優さん・・・本作では、森野洋子の後輩・美津子役。こちらも新進気鋭の女優さんで、池岡亮介さん・竹富聖花さん主演の「1/11 じゅういちぶんのいち」等にも出演していらっしゃるそうです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


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