グリーン・インフェルノ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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退屈な前半と、グロすぎる後半。怖いもの見たさを刺激する究極のスプラッター。


2015年11月28日公開
監督:イーライ・ロス
出演:ロレンツァ・イッツォ
アリエル・レビ 他


【賛否両論チェック】
賛:〝人肉を喰らう”部族に捕まり、文字通り〝食材”となった主人公達の惨劇を、ケレン味たっぷりの超残虐描写満載で描かれる。一方で意外にも、主人公を取り巻く人間模様も、しっかりと描かれている。
否:前半は予想に反し、かなり物静かなので退屈するかも。グロシーンが尋常じゃないくらい多いので、苦手な人は絶対に無理。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・嫌になるほどメッチャあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・食人族のシーンはかなり怖いかも



 密林の奥地で、食人族に捕らえられた若者達を待ち受ける、戦慄のスプラッターです。


 主人公は、国連職員を父に持つ大学1年生・ジャスティン(ロレンツァ・イッツォ)。彼女はある日、密林に暮らす少数民族を、開発から守る活動をしている団体のメンバー・ジョナ(アーロン・バーンズ)から、自分達の活動に顔を出してみるよう、声をかけられます。寮のルームメイト・ケイト(スカイ・フェレイラ)からは、やめておくように勧められますが、ジャスティンは結局その夜、彼らの会合に顔を出すのでした。彼らのリーダーは、活動家のアレハンドロ(アリエル・レビ)。
「考えるな、行動しろ。」
が信条のアレハンドロは、ペルーの奥地に住むヤハ族という部族が開発の危機にさらされており、集落のすぐ手前までブルドーザーが迫っているという情報を入手していました。そこで彼らは、開発の最前線で作業を妨害し、その様子を全世界に中継することで、開発を阻止するという計画を、実行に移そうとしていました。そして、活動に共感を覚えたジャスティンもまた、彼らの計画に加わることになるのでした


 小型機でペルーに到着した一行は、早速バイクやボートを乗り継ぎ、開発中の密林へと侵入。射殺されるかも知れないという恐怖に駆られながらも、いよいよ作戦を決行します。彼らは作業員の休憩時間を見計らうと、一斉に自分達を機材や樹木に縛りつけ、撮影を開始。駆けつけた傭兵達に銃口を向けられながらも、開発の様子を世界に発信することに成功します。ところがここで、予想外の事態がジャスティンを襲います。彼女の鎖の南京錠だけが、使えないものとすり替えられており、彼女は体を固定することが出来ず、引きずり出されてしまいます。しかし実は、それこそがアレハンドロの狙いでした。国連職員の娘である彼女に銃口が突きつけられる映像は、瞬時に開発会社を慌てさせ、工事は即時中止に。裏切られたジャスティンはショックを隠せませんでしたが、アレハンドロ達は見事に計画を成功させることが出来たのでした。


 その後、彼らは全員逮捕されてしまいますが、今回の計画のスポンサーである実業家・カルロスが裏金を渡していたため、彼らは無事に解放され、小型機に乗って帰路に着くことになります。すし詰め状態の小型機の中で、歓喜に沸くメンバー達でしたが、1人ジャスティンだけは、怒りに震えているのでした。ところが次の瞬間、機のプロペラが突然故障し、機体はアマゾンのど真ん中に墜落してしまいます。最後尾に乗っていたメンバーは投げ出され、パイロットも樹木に貫かれて即死。それでもジャスティンやアレハンドロ達は九死に一生を得ますが、突如周りの茂みに人の気配を感じたかと思うと、どこからともなく吹き矢が飛来し、刺さった者は次から次へと気を失ってしまいます。次に彼らが目を覚ますと、そこは怪しげな先住民達が漕ぐボートの中。やがてたどり着いたのは、ヤハ族の集落でしたが、実はヤハ族には“敵の肉を喰らう”という習慣があったから、さあ大変。捕まった彼らを待ち受けていたのは、身の毛もよだつような阿鼻叫喚の地獄絵図でした・・・。


 R-18がつくくらいなので、描写は文字通り死ぬほどグロいです。イメージでいうと、「死霊のはらわた」や「悪魔のいけにえ」に匹敵するような感じです。先住民の老婆や子供達が普通に料理をしていて、その材料が牛肉や豚肉だったら何でもないようなシーンなのに、まだ原型が残る人肉であるだけで、一気に不気味でグロテスクなシーンになってしまうから、不思議です(笑)。


 一方で、
「スプラッター映画だから・・・」
と油断していると、主人公を取り巻く人間達の葛藤や裏切り等、意外なところでしっかりとした人間模様が描かれているのも、案外良かったりします。


 とはいえ、メチャメチャグロいことに変わりはありません(笑)。怖いもの見たさで観てみるのがオススメですが、是非覚悟してご覧下さいませ。



【ワンチャン・ポイント】
※ロレンツァ・イッツォ・・・本作の主演。食人族に捕まってしまう女子大生を好演していらっしゃいますが、実はこのお方、本作の監督のイーライ・ロスさんの奥さんだそうです(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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