愛を語れば変態ですか | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「このご時世、愛を語れば変態ですか?」




2015年11月28日公開
監督:福原充則
出演:黒川芽以・野間口徹 他


【賛否両論チェック】
賛:些細な色恋沙汰から、“愛”という壮大なテーマに発展していく様子が痛快。演者さん達のキャラクターやコミカルなやり取りも、ツボにハマれば非常に楽しい。
否:割とぶっ飛んだストーリーなので、訳が分からずつまらないという向きもあるかも。笑いもかなりシュールなので、好みはかなり分かれそう。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・少しあり(笑)
怖シーン・・・なし



 カレー店のオープンを控えたとある夫婦の下に、おかしな客達がやってきます。主演は黒川芽以さん。


 とある閑静な住宅街。その一角で、カレー店のオープンを翌日に控え、おさむ(野間口徹)とあさこ(黒川芽以)の夫妻は、準備に追われていました。おさむの前の会社の後輩・凡田(Wエンジン・河合正悟)も応援に駆けつけ、準備は順調に進むかと思われました。


 するとそこへ、バイト希望の西村(キングオブコメディ・今野浩喜)がやってきます。早速面接を始めるおさむでしたが、全てにおいて上から目線の西村に、何故かおさむが質問をされてばかりで、おさむは面食らいます。なんとか不採用にしようとしますが、西村は
「チクショウ、なんか絶対働きたくなってきた!!」
と譲りません。最終的には、彼を雇うかどうかで、おさむとあさこがケンカになってしまいます。その後、あさこが半ば強引に採用を決めてしまい、西村は早速凡田と働き始めるのでした。



 ところが今度は、何だか訳ありげな青年(栩原楽人)が来店。すると、その顔を見たおさむは、店の前で彼を追い返そうとします。実はこの青年、1年前にあさこが浮気をした相手で、「もう近づかない」と約束をさせたばかりなのでした。しかし青年は帰ろうとせず、店先で大声で叫び出す始末。結局、店の中で話し合うことになりますが、次から次へと屁理屈を並べ立てる青年に、話し合いはらちが明きません。おまけにそこへ、不動産屋兼ヤクザの望月(永島敏行)が、あさこのために大金を強奪して現れたから、話はさらにややこしくなってしまうのでした・・・。



 最初は他愛もない痴情のもつれだったはずが、次第に話が大きくなり、最終的には世界規模にまで大きくなる様子が、非常に秀逸です(笑)。まるで舞台のお芝居のような、演者さん達の丁々発止のやりとりが、ツボにハマると笑えること間違いなしです。



 ただ、笑いのネタがかなりシュールなものばかりなので、人によっては全く笑えないかも知れません(笑)。設定もストーリーもかなりぶっ飛んでいるので、その辺りは理解した上で見た方がよさそうです。



 そしてもう1つの見どころは、何といっても黒川芽以さん演じるあさこのキャラクター。最初は何があっても前向きで穏やかな人柄だったのに、次第に愛を目覚めさせることに覚醒していく様子が、これまたシュールでステキです。
「ざまあみろ!そこで愛に目覚めてろ!!」
「今世界では、愛は劣勢みたいだけど、私が愛をバラまいて、世の中丸ごと幸せにしてくるからさ。」
等々、数々の名言が誕生しますので、それも是非ご注目を(笑)。


 好き嫌いはハッキリ分かれる、そんな作品と言えそうです。



【ワンチャン・ ポイント】
※黒川芽以さん・・・本作の主演。最近の映画ではよくお見かけする方で、「僕たちは世界を変えることができない。」でのデリヘル嬢役や、「僕たちの家族」での主人公の妻役、「劇場版 東京伝説 歪んだ異形都市」での主演や、「福福荘の福ちゃん」での主人公の同僚の彼女役、「きみはいい子」での主人公の彼女役等々、枚挙にいとまがありません。最新作では、記憶を失った忍びが真実に挑む「忍者狩り」で、殺害されたヒロイン役で出演していらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>B


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