ムーン・ウォーカーズ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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真相はこうだった!?不謹慎ネタ満載のブラック・コメディ!!


2015年11月14日公開
監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ
出演:ロン・パールマン
ルパート・グリント
ロバート・シーハン 他


【賛否両論チェック】
賛:実際にある都市伝説を下にしているので、荒唐無稽なストーリーの中にも、不思議と説得力がある。思わずクスッと笑ってしまうブラック・ジョークも満載。
否:登場するネタがかなりブラックなので、笑えない人には全く笑えなさそう。必然性に疑問の残るラブシーンや、グロシーンも多数ある。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・殺害シーン等メッチャあり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・幻覚のシーンは少し怖いかも



  「アポロ11号による月面着陸がねつ造だった」という都市伝説を基にした、コメディ映画です。


 物語は1960年代。3年間に渡るベトナム戦争従軍から帰国したCIA諜報員、トム・キッドマン(ロン・パールマン)は、戦地での壮絶な戦闘の幻覚に、今も悩まされていました。そんな彼の下に、上官から呼び出しの電話がかかってきます。折しもアメリカは、アポロ計画の真っ只中。アポロ11号の月面着陸に向けて、世論の期待も高まりつつありました。そんな中、上官の下に出向いたキッドマンに告げられた任務は、
「アポロ11号の着陸失敗に備えて、ねつ造した映像を作る。そのために、『2001年宇宙の旅』を製作したスタンリー・キューブリック監督に接触し、承諾を得ろ。映像が完成したら、秘密を知る者は全員始末しろ。」
というものでした。密かに休暇がもらえることを期待していたキッドマンは、渋々ロンドンへと向かうのでした。


 一方こちらは、ロンドンで売れないバンドのマネージャーをしているジョニー(ルパート・グリント)。何をやっても失敗続きの彼は、バンドの宣伝のために街のギャングから多額の借金を抱えており、にっちもさっちも行かなくなっていました。バンドのメンバーからも、
「2日の間に何か仕事の進展がなければ、新しいマネージャーを雇う。」
と、そっぽを向かれてしまったジョニー。家に帰れば、室内は借金取りによってすっかり荒らされており、同居人のレオン(ロバート・シーハン)はクスリでラリっている始末。そんな彼は、やむなく芸能プロデューサーをしているいとこのデレク・ケイを頼るために、彼の事務所へと向かうのでした。


 必死に金の工面を頼むジョニーでしたが、デレクは
「俺の評判が悪くなる。」
と、これを一蹴。やむなくジョニーは、デレクが去った後、事務社内を物色します。するとそこへやってきたのは、なんとあのキッドマン。実はデレクは、キューブリックのマネジメントも担当していたのでした。「ハリウッドのプロデューサー」を名乗ったキッドマンは、ジョニーが赤の他人だとは知らず、キューブリックとの接触を依頼します。一方のジョニーも、キッドマンが大金を払うつもりだと知り、ハッタリでデレクに成りすまします。
「詳しい話は監督同席の場で。」
と言うキッドマンに対し、ジョニーは顔立ちがなんとなく似ているレオンを、半ば強引にキューブリックに見せかけ、金を手に入れようと目論むのでしたが・・・。


 誰しも1度は聞いたことのあるであろう「アポロ月面着陸ねつ造説」を、見事にパロディにしています。幻覚に悩まされるCIA諜報員や、借金まみれのダメマネージャー、すぐにクスリでラリる俳優等々、出てくる登場人物は皆破天荒で割とメチャクチャなんですが(笑)、それでも不思議とストーリーには一定の説得力があります。


 一応コメディなので、かなり際どいブラック・ジョークが次々と繰り広げられていきます。なので、笑える人にはメッチャ楽しめると思いますが、逆に笑えない人には全く面白くないと思います。


 良くも悪くも、好き嫌いが極端に分かれそうな作品と言えそうです。



【ワンチャン・ポイント】
※ルパート・グリント・・・本作では、ダメマネージャーのジョニー役。誰かと思ったら、「ハリー・ポッター」シリーズのロン役の方でした。本作ではかなりコミカルなキャラクターなので、その演技にも要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>


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