ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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「殺し合いは、いつだって〝私情”。」壮絶なゲームの終焉。


2015年11月20日公開
監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス
ジョシュ・ハッチャーソン
リアム・ヘムズワース 他


【賛否両論チェック】
賛:壮大な世界観に圧倒されるが、そんな中にも様々な人間模様があり、細やかに描かれているのが印象深い。主人公の悲壮なまでに過酷な運命と、それに立ち向かう姿もカッコイイ。
否:話があまりにも大きくなりすぎていて、「生き残りを賭けたサバイバル・ゲーム」感はあまりない。前作までの知識も、あった方がイイ。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・怪物のシーンはかなり怖いかも



 あのサバイバル・ゲーム3部作が、遂に完結します。主演は勿論、ジェニファー・ローレンス。


 前作で、独裁国家・パネムのスノー大統領(ドナルド・サザーランド)の人質となったピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)を救出した、コイン首相(ジュリアン・ムーア)率いる反乱軍。しかし、激しい拷問によって洗脳されてしまったピータは、
「カットニスこそ全ての元凶。」
と刷り込まれており、戦友だったはずのカットニス(ジェニファー・ローレンス)に、襲いかかってしまうのでした。手傷を負ったカットニスでしたが、なんとか事なきを得て、それ以来ピータは特別な治療を受けていました。そんな彼の変わり果てた姿に、改めてスノーへの怒りを覚えたカットニスは、コインに直談判し、前線に行きたいと訴えます。そんなカットニスの訴えを、最初は渋っていたコインでしたが、
「私が前線に行くことで、反乱軍の士気が上がる。」
という彼女の意見を受け入れ、カットニスを戦いの最前線である第2地区へと向かわせるのでした。


 第2地区の政府軍は、山の下にある要塞に立て籠っており、反乱軍は苦戦を強いられていました。到着したカットニス達は、早速作戦会議に参加。正面突破か、オトリの部隊を出しておびき出すか、意見は分かれます。そんな中、フィニック(サム・クラフリン)が第3の案を出します。それは、
「山を爆撃で崩し、生き埋めにする。」
というもの。最終的にその案が採用されますが、今度は
「貨物輸送のトンネルだけは、投降用に残しておくか否か。」
で、意見が対立。結局、カットニスが投降を呼びかけることで話はまとまり、トンネルは残すことになるのでした。その夜、爆撃が決行され、カットニス達はトンネルの出口で待ち構えます。やってきた列車に乗っていた政府軍の支援者達に、カットニスは、
「武器を向けよう、キャピタルに。武器を向けよう、スノーに!!」
と演説し、その模様はプロパガンダとして全地区に中継されます。しかし、投降者達の賛同は得られず、カットニスは銃撃を受けてしまうのでした。


 防弾着を来ていたカットニスは、幸い大事には至らず、戻った第13地区で治療を受けます。一方のスノーは、やがてキャピタルに到達するであろう反乱軍を一掃するべく、市内におびき寄せて一網打尽にする作戦を取ろうとしていました。着々と迫る最終決戦の時。コインは、カットニスを治療に専念させようとしますが、自らの手でスノーを倒したいカットニスは、キャピタルから救出された仲間・ジョアンナの協力を得て、最前線へと向かう貨物輸送機の中へと潜り込み、キャピタル攻撃部隊に合流するのでした。その様子は、すぐにコインの知るところとなりますが、コインはこれを黙認。カットニスはプロパガンダの撮影部隊と共に、本隊とは別行動で、キャピタルに乗り込むことになります。数々の監視装置や罠が仕掛けられた市街地の情報を聞いて、フィニックはこれを
「第76回ハンガー・ゲーム。」
と、表現するのでしたが・・・。


 一応冒頭では、第1作目から本作までの流れを、時間をかけて説明してくれます。ただ、登場人物が結構多かったりするので、やはり何らかの事前知識は、あった方が楽しめるかと思います。


 ただただ愛する者達を守るために、これまで望まぬ戦いに身を投じてきたカットニスが、時に大きな犠牲を払いながらも、自らの意志で歩み続けていく姿が、非常に勇ましくてカッコイイです。そして、そんな彼女との大切な記憶をなくして苦しむピータや、彼女に想いを馳せながらも、あくまでもピータと対等にいようとし続けるゲイル、一方で彼女を巧みに利用しようとするコインや、最終対決を虎視眈々と待ち受けるスノー等、様々な人間の葛藤や思惑が交錯し、スケールの大きい世界観の中でも、細やかな人間ドラマが織りなされていきます。


 戦いのスケールも規格外で、最終決戦に相応しい大迫力の戦いが描かれていくのも、また壮大で圧倒されます。


 ご覧になる方は、是非今までのシリーズを復習なさってから、観るとさらにイイかと思います。



【ワンチャン・ポイント】
※ウディ・ハレルソン・・・本作では、1作目からカットニスの教育係を務めるヘイミッチ役。最近では、「ファーナス/訣別の朝」でのマフィア役や、続編も製作されている「グランド・イリュージョン」でのメンタリスト役でもお馴染みの方ですね。


※エリザベス・バンクス・・・本作では、かつてパネムの広告塔として、ハンガー・ゲーム参加者の抽選を行っていたエフィー役。ラッセル・クロウが、獄中の妻を脱獄させようとする「スリーデイズ」での妻役や、サム・ワーシントンが突如高層ビルの窓枠に立つサスペンス「崖っぷちの男」での女性刑事役が有名なところ。他にも最近では、あの「ピッチ・パーフェクト」にも、解説者役として出演されています。ちなみに「ピッチ・パーフェクト2」では、監督もなさっているそうですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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