劇場版 媚空 ビクウ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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基本的にはファン向けムービー。好みが分かれるド迫力アクション!!


2015年11月14日公開
監督:雨宮慶太・大橋明
出演:秋元才加・須賀健太 他


【賛否両論チェック】
賛:壮絶な世界で孤高に生きる主人公と、そんな彼女の仕事に憧れを抱く純粋な青年。2人の人間模様が切なく描かれる。世界の破壊を目論む強敵との、桁外れのアクションも魅力。予備知識がなくても楽しめそう。
否:フルCGが満載のアクションは、見方によっては滑稽で、興ざめしてしまいそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも



 人気シリーズ「牙狼」のスピンオフです。主演は秋元才加さん。


 一見平和な現代社会。しかしその影では、人間の魂を喰らう魔獣・ホラーが暗躍していました。そんなホラーを退治するために、魔戒騎士や魔戒法師と呼ばれる者達が、人知れず戦っているのでした。ところが、そうした騎士や法師の中には、己の私利私欲のために力を使ってしまったがために、心の中の“玉”が黒く汚れ、闇に堕ちてしまう者がいました。主人公の媚空(秋元才加)は、そんな闇に堕ちた者達を成敗する“闇斬師(やみぎりし)”として、1人戦い続けているのでした。


 ある日、媚空の下へ、元老院からの使いの魔戒法師・代知(須賀健太)がやってきます。
「自分も媚空さんのような闇斬師になりたいです!!」
と言う代知に、眉をひそめる媚空。相手の心の中に入り込む“入心の術”の使い手である媚空は、代知と共に彼の心の中へと入ると、生半可な覚悟では闇斬師が務まらないことを説きます。聞かずとも用件を知った媚空は、代知に
「お前の務めは終わった。帰れ。」
と告げると、立ち去っていくのでした。


 元老院からの指示は、
「“ウサミ”という魔戒法師が、闇に堕ちた気配があるので、対処せよ。」
とのこと。早速ウサミの気配を辿る媚空でしたが、諦めきれない代知も、勝手に後をついていきます。ほどなくして2人は、若者を襲っているウサミを発見、抵抗するウサミを相手に、大立ち回りを演じます。しかし後一歩のところで、通りかかりの車にはねられたウサミ。再び立ち上がったウサミの心に入り込んだ媚空は、彼が既に死んでいることを知ります。そしてウサミは、そのまま灰になって崩れ落ちてしまうのでした。


 媚空は、この謎の現象の正体を知るべく、かつての師匠・白海(ミッキー・カーチス)に連絡を取ります。一方、代知はというと、相変わらず媚空の後を追っていました。実は彼の母は、媚空が3年前に成敗した睦月法師。彼女の死後、その筆を代知に届けたのは、他ならぬ媚空であり、その時から代知は、媚空に憧れを抱き続けているのでした。しかし、そんな代知の真っ直ぐすぎる人柄が、闇斬師になるには危険すぎると感じていた媚空は、わざと代知と距離を置くようにするのでした。その後媚空と代知は、白海の部下・紗夜(朝倉えりか)に案内され、白海が元老院によって幽閉されている場所を訪れます。そして白海の口から、かつて入心の術を編み出したものの、自らも闇に堕ちてしまった最強の闇斬師・絶心(佐野史郎)の存在を聞かされるのでした・・・。


 予備知識は勿論あった方がイイとは思いますが、お話そのものは独立しているので、最悪知識がなくても分かるかと。


 “闇に堕ちる”危険と常に向き合いながら、既に堕ちてしまった者達を斬る運命を背負った主人公の、切なくも孤高な姿がカッコイイです。秋元才加さん、ハマり役ですね(笑)。そしてそんな彼女の仕事に憧れ、断られながらも必死に食らいついていこうとする代知も、また魅力的なキャラクターですね。


 アクションもド迫力で桁外れですが、CG満載なので、逆に言うと滑稽で、観る人によっては
「何コレ!?」
と興ざめしてしまうかも知れません(笑)。その辺りは、完全に好みが分かれるところかと思います。


 単発でも楽しめますが、基本的にはシリーズを通してのファン向けの作品といえそうです。



【ワンチャン・ポイント】
※須賀健太さん・・・本作では、主人公の媚空と行動を共にすることになる代知役。どこかでお見かけしたことがあると思ったら、AKB48の入山杏奈さん主演で話題になった「青鬼」で、物語のキーパーソン・シュン役で出演されていた方でした。最近では他にも、思春期特有の〝あの”悩みを描いた「スイートプールサイド」や、違う道を歩むことになった2人の女性達の、昔と現在を描いた「でーれーガールズ」等にも出ていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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