先輩と彼女 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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キュンキュン&ニヤニヤ必至(笑)。中高生向けのピュアラブストーリー。


2015年10月17日公開
監督:池田千尋
出演:志尊淳・芳根京子・小島梨里杏 他


【賛否両論チェック】
賛:高校生らしい純粋で甘酸っぱい恋模様が、キュンキュン要素満載で描かれる。ラブシーンもほとんどないので、デートにも最適。
否:かなり強引でご都合主義な展開はご愛嬌か。悪く言えば子供っぽい内容なので、苦手な人には向かないかも。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし



 3年生の先輩に恋をした1年生の女子高生の、歯がゆくて甘酸っぱい恋模様を描きます。


 主人公・都筑りか(芳根京子)は、高校に入ったばかりの女の子。甘い恋を夢見るりかは、親友の桃谷木綿子(水谷果穂)と部活探しにも余念がありません。一方こちらは、“現代文化情報研究部”の3年生、美野原圭吾(志尊淳)と矢田哲雄(戸塚純貴)。部の勧誘中だった彼らは、偶然居合わせたりかと綿子に声をかけ、2人は成り行きで部室に行ってみることに。現代文化情報研究部は、週に1度の部会で何をやるかをその時に決める、自由な部活。りかはすぐに入部を決め、最初は渋っていた綿子も、過去10年間の試験問題と模範解答を集めた“先輩伝説”の存在を知り、入部することにします。そんなりかは、クールで優しい圭吾に、すぐに恋をしてしまうのでした。


 部員達は早速、哲雄の実家の寿司屋で、歓迎会を開きます。その部員達の間では、
「今日は葵さんは来ないの?」
という話題が持ち上がり、りかと綿子は、圭吾の1つ上の才色兼備な部長・沖田葵(小島梨里杏)の存在を知ります。先輩伝説でも度々登場する葵。そしてりかは、圭吾が葵にずっと片想いをしていることを知ってしまいます。それでもりかは、勢い余って圭吾に告白。圭吾に、
「お前・・・度胸あるなぁ・・・。」
と言われてしまうのでした。


 数日後、ココアをおごってもらったお礼にと、部室にアイスを買っていったりかでしたが、久しぶりに部室を訪れた葵とタイミングが一緒になってしまい、部員達は葵に夢中になってしまいます。中でも、仲睦まじい圭吾と葵を見たりかは、アイスをあげることなく、そのまま立ち去ってしまうのでした。悪い偶然は重なるもので、川原で夜まで落ち込んでいたりかは、学校帰りの圭吾と葵が、人知れずキスをするのを目撃してしまいます。その後も頻繁に部室を訪れる葵。そんな葵に対し、りかは思わず食ってかかってしまうのでしたが・・・。


 構図としては、“私が好きな人か”“私を好きな人か”という、「ヒロイン失格」と似たようなイメージです。ただ「ヒロイン失格」が選ぶ立場だったのに対し、こちらは選ばれる立場という、なんとも切ないストーリーです。些細なことで一喜一憂してしまう高校生らしい純粋な恋愛が、ストレートに描かれています。
「こうなりそう・・・。」
って分かっているのに、思わずキュンキュンしてしまいます(笑)。


 ただまあ、展開はかなりご都合主義で、
「いやいや、タイミング良すぎでしょ!?」
って思わずツッコみたくなるような場面が沢山あります(笑)。内容的にも、どちらかといえば中高生向きの恋愛ドラマと言えそうです。


 「『報われないから』ってやめられたら、それこそ本物じゃない。」
という哲雄の言葉がグッとくる、そんな作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※芳根京子さん・・・本作の主演です。割と新しめな女優さんで、最近では「向日葵の丘 1983年・夏」で、常盤貴子さんの若かりし頃を演じていらっしゃいます。これからもその純朴な演技に期待大です。


※学校のシーン・・・本作のメイン舞台となる学校。中庭の広い屋上や赤い階段が印象的ですが、最近の映画では、「ハイキック・エンジェルス」や「神さまの言うとおり」、「近キョリ恋愛」等で登場します。


※ボートのシーンと神社のシーン・・・劇中に登場するボートに乗るシーンは、東京は大田区にある“洗足池”というところ。そしてお祭りや初詣で主人公達が出かけた神社は、同じく大田区にある“雪谷八幡”です。余談ですが、どちらも私の地元でございます(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<デートで観たい>


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