PAN ネバーランド、夢のはじまり | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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“特別”になるとは。英雄誕生までの知られざる秘密。


2015年10月31日公開
監督:ジョー・ライト
出演:リーバイ・ミラー
ヒュー・ジャックマン 他


【賛否両論チェック】
賛:平凡な少年が、人々を救う希望になるまでの成長が丁寧に描かれていて、観ていて勇気をもらえる。描写も残酷にならないように配慮されているので、家族でも安心して観られる。
否:いわゆる「ピーターパン」のお話とは全く異なり、少し難しくもあるので、好みは分かれそう。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気は小さい子には結構怖いかも



 あの「ピーターパン」誕生の秘密が明かされます。


 主人公・ピーター(リーバイ・ミラー)は、孤児院で育ちました。12歳になった頃、時はまさに第二次大戦の真っ只中。意地悪な院長達の陰湿な嫌がらせに遭いながらも、ピーターはいつか自分の母親に逢えることを夢見て、日々を過ごしていました。ある日の夜、前々から院長が配給の食糧を盗んでいると感じていたピーターは、親友のニブスを連れ、寝室を抜け出します。丁度ドイツ軍の空襲が始まり、子供達は防空壕へと避難させられます。これ幸いと、もぬけのからになった院長室を調べる2人。するとピーターは、院長室の下に秘密の地下室を発見するのでした。そこにあったのは、大量の金貨や食糧、そして孤児達の資料でした。そこでピーターは、自分の母・メアリー(アマンダ・セイフライド)が彼に宛てた手紙を見つけ、感激するのでしたが、その直後、異変に気づいた院長達に捕まり、手紙は破り捨てられてしまいます。


 その後、布団で眠りにつこうとした2人でしたが、次の瞬間、上空からロープをつたって降りてきた無数の海賊達によって、子供達は次々に連れ去られてしまいます。慌てて逃げようとするピーターとニブスでしたが、2人もあえなく捕まり、上空に停まっていた海賊船に乗せられてしまうのでした。事ここに至って、院長が子供達を売り飛ばしていたと気がついた2人。ニブスはとっさに飛び降りますが、船はピーターと他の子供達を乗せたまま空を飛び、空軍の攻撃を振り切ると、そのまま宇宙へと突き抜けていくのでした。


 重力が引っくり返るような不思議な感覚を経て、船が辿り着いたのは、見たこともないような美しい世界。やがて島の入り江に到着すると、そこでは無数の作業員達が、洞窟で働かされているのでした。面食らうピーター達の前に、島の全てを牛耳る恐怖の海賊・黒ひげ(ヒュー・ジャックマン)が姿を現します。彼によると、ここは「ネバーランド」という島で、ここでは功績を上げれば彼に称えられ、命令を破れば彼によって罰を与えられるとのこと。その後ピーター達は、洞窟に埋蔵されている“ピクシム”という妖精の粉を探すべく、発掘作業をさせられます。そんな希望も何もない世界でピーターが出逢ったのは、島からの脱出を狙う男、後のフック船長(ギャレット・ヘドランド)でした・・・。


 ただの普通の少年だった主人公が、いかにして“子供達の英雄”である「ピーターパン」になったのか。自分自身と葛藤しながら少しずつ成長していくその過程が、丁寧に描かれています。「自分を信じる」というそのテーマは、観る者に勇気を与えると共に、情操教育にもとってもイイと思います。


 (ネバーランドなので、)血しぶきの代わりにカラフルな絵の具が飛び散ったりと、描写もグロテスクにならないように配慮してくれているので、家族サービスでも安心して観られます。


 ややご都合主義な展開ではありますが、それも含めてステキなファンタジーに仕上がっていますので、是非ご家族でご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※ルーニー・マーラ・・・本作では、タイガー・リリー役でご出演。この方の代表作といえば、何といっても「ドラゴン・タトゥーの女」ですが、他にも「ソーシャル・ネットワーク」や「サイド・エフェクト」、「her/世界でひとつの彼女」や「トラッシュ! この街が輝く日まで」等、話題作に多数出演されています。ちなみにお姉さんはケイト・マーラで、最新作では「ファンタスティック・フォー」や「オデッセイ」等に出ていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<家族で観たい>


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