マイ・インターン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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心温まる不思議な友情。勇気と元気をくれる人間ドラマ。



2015年10月10日公開
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ
アン・ハサウェイ 他



【賛否両論チェック】
賛:主人公の人柄が好印象。抜群の演技力で見事に彼を体現しているロバート・デ・ニーロにも圧巻。ベンとジュールズの世代を超えた温かい友情にも、ホロリとさせられる。
否:ラブシーンが少しあるのが、どうしても気になる。



ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・おう吐のシーンがあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・なし




 悩める女性社長の下にやってきたのは、70歳のインターンでした。主演はロバート・デ・ニーロ&アン・ハサウェイ。


 主人公は70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)。仕事も既に引退し、悠々自適な生活を送っていましたが、どこか張り合いがなく、虚しさを感じていました。そんな時彼は、偶然「シニア・インターン募集」のチラシを見かけ、応募を決めます。応募方法は、自己PRの動画を撮影し、YouTubeにアップするというもの。パソコンにはそこまで詳しくないベンでしたが、早速ビデオカメラで自己紹介を撮影し、応募するのでした。社会貢献のためにシニア・インターンを募集していたのは、インターネット通販型のアパレル会社「アバウト・ザ・フィット」。社長のジュールズ(アン・ハサウェイ)は、この会社を1年9ヶ月あまりで急成長させた、やり手のビジネスウーマンでした。その後ベンは、何人かの社員による面接を受けますが、長年電話帳の会社に勤め、部長職まで務め上げたベンは、当然ながらすぐに採用が決まります。すると、なんと配属先はジュールズの専属助手。これには、初耳だった(厳密にいうと、聞いたけれど忘れていた)ジュールズも慌てます。元々年配の人との会話が苦手だったジュールズは、
「転属しても大丈夫よ?」
とベンに提案しますが、ベンはこれを固辞。かくして、ベンのインターン生活が始まるのでした。


 仕事こそ1から覚えることの連続でしたが、そこは元バリバリの仕事人間だったベンのこと。実務能力は言うまでもなく、気さくな人柄で同僚達ともすぐに親しくなり、信頼されるようになっていきます。一方、分刻みで忙しいジュールズとは、なかなか打ち解けることが出来ないでいるのでした。そんな折、ジュールズは部下のキャメロンから、
「急成長に会社の体制が追いつかない。社長の負担も多すぎるので、外部からCEOを迎えてはどうか?」
と打診され、ショックを受けます。別件でたまたまその場に居合わせ、話を聞いてしまったベンは、ジュールズの苦労を知り、心を痛めるのでした。


 そんなある日のこと、ジュールズ専属の運転手が、待ち時間に飲酒をしているのを目撃してしまったベンは、その日の運転を止めるよう説得。その日の運転を代わることになりますが、運転手はその日を境に音信不通に。結局、以後のジュールズの車の運転は、ベンの仕事になるのでした。その後もベンは、ジュールズが気にしていたオフィスのガラクタ達を片付けたり、ジュールズの一人娘・ペイジの面倒を見たりと、彼女の力になるために奮闘します。そんなベンを、最初は
「目ざとすぎるから苦手。異動させてほしい。」
と言っていたジュールズでしたが、次第にそんな2人も打ち解けるようになり、世代を超えた友情が育まれていくのでした・・・。


 この作品の1つの見どころといえば、何といってもロバート・デ・ニーロ演じるベンのキャラクター。仕事は出来るのに、決して偉ぶらない。むしろ気さくでユーモアがあって、誰とでもすぐに打ち解ける。大抵のトラブルには全く動じず、どっしり構えて大人の対応。優しくて気が利いて、そしてオシャレ。まさに“理想的な大人の紳士”です(笑)。そんなベンのステキなキャラクターを、ロバート・デ・ニーロがコミカルかつ爽やかに演じています。シーンによって様々な表情を垣間見せてくれるデ・ニーロの演技に、まず是非ご注目下さい。


 仕事と家庭との両立で思い悩み、何もかも上手くいかなくなりかけていたジュールズが、ベンの言葉に励まされていくうちに、不思議と自ら自分なりの答えを見つけ出していく様子が、印象に残ります。観ているこちらも、自然となんだか励まされるようです。


 若干のラブシーンがあるのは気になりますが、それも許容範囲かと。男性目線では、
「ベンみたいな人間になりたい!!」
と感じると思いますし、女性目線では、
「ジュールズの気持ちに共感出来る!!」
と感じるかと思います。


 デートでも勿論のこと、ちょっぴり幸せな気分になりたい時や、元気をもらいたい時に、是非オススメの作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※レネ・ルッソ・・・本作では、ベンと心を通わせるようになるマッサージ師・フィオナ役。最近の出演作では、「マイティ・ソー」でのソーの養母・フリッガ役が有名なところですが、他にもジェイク・ギレンホール主演の、パパラッチの過熱していく取材の様子を描いた「ナイトクローラー」での、番組プロデューサー役でも出演されていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<癒されたい>


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