映画 みんな!エスパーだよ! | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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エロ版〝ファンタスティック・フォー”(笑)。完全男性向けのお色気コメディ!!


2015年9月5日公開
監督:園子温
出演:染谷将太・池田エライザ・真野恵里菜 他


【賛否両論チェック】
賛:ぶっ飛んだくだらなさが、振り切っているので逆に面白くて笑える。何も考えずに観られる男性向けの娯楽作品。予備知識も不要。
否:お色気シーンや下ネタが多数登場するので、苦手な人には絶対不向き。笑えない人にとっては、苦痛の作品か。終わり方にもあっさり感が否めない。


ラブシーン・・・お色気シーンがメッチャあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・あり(笑)
怖シーン・・・基本的にはなし



 深夜ドラマがまさかの映画化。超能力に目覚めた年頃の高校生を描く、お色気満載映画です。主演は染谷将太さん。


 物語の舞台は、愛知県は東三河にある小さな町。そこに住む冴えない高校生・鴨川壽郎(染谷将太)はある夜、いつものように自慰行為をしようとしているところでした。ところが、いざ絶頂にさしかかろうとしていた時、窓の向こうで謎めいた光が空から降り注ぎ、町全体を覆ったのを目撃します。その日を境に、彼の運命は大きく変わり始めるのでした。翌朝、登校した壽郎は、ある異変に気がつきます。周りの生徒達の心の声が、全て聞こえてくるのでした。しかもその内容は、卑猥なものばかり。あっけに取られる壽郎でしたが、そんな中、同級生で幼馴染みのヤンキー・平野美由紀(池田エライザ)の心を読んだ彼は、美由紀が心の中で、自分が考えたはずのことに対してリアクションを取っているのに気がつきます。
「まさかあいつも心が読めるのか?」
と動揺する壽郎。一方の美由紀も、自分が得てしまった謎の能力に気がつきますが、同時に周り中の男達が、自分のことをいやらしい目で見ていることに気づかされてしまうのでした。


 その後、下校した壽郎は、知り合いの喫茶店のマスター・永野(マキタスポーツ)から、物を動かすテレキネシスの力を得たことを聞かされます。しかも動かせるのは、Hな物限定とのこと。どうやら永野も、あの怪しげな光を浴びてから、その能力を手に入れたようでした。その後も、周りの人間達の卑猥な心の声に悩まされ続ける壽郎でしたが、そんなある日、学校で事件が起こります。壽郎が意中の同級生・浅見紗英(真野恵里菜)の後ろを歩いていたところ、自分の横で、
「裸を見せたい・・・」
とつぶやく男子生徒・榎本(深水元基)がいるのでした。浅見達は更衣室に入り、後を追うように榎本も消えてしまいます。その直後、女子更衣室に榎本が全裸で出現。悲鳴を上げる女子達を尻目に、彼は再び姿を消してしまいます。悲鳴を聞きつけ、慌てて更衣室に飛び込んだ壽郎は、代わりに悲鳴を浴びることになってしまいますが、そんな彼らの前に、謎の大学教授・浅見隆広(安田顕)が現れるのでした。


 実は浅見は、壽郎が想いを寄せる紗英の父親。彼はかねてより、超能力の研究に勤しんできましたが、学会からは全く相手にされず、辛酸を舐めてきたのでした。そんな浅見は、超能力に目覚めた壽郎・美由紀・榎本・永野の4人を連れ、自らの研究室へ。彼によると、今回超能力に目覚めた者には共通点があり、性行為未経験者の中で、例の光を浴びた時に、何らかの性的なエクスタシーを感じていた者達だということ。怪しげな光によって超能力者が生まれたケースは、かつて19世紀にアメリカでもあったものの、当時は超能力者同士による殺し合いが起き、結局町は全滅してしまったとのことでした。突然のことに、狐につままれたような壽郎達。浅見は現在、当時のような悲劇を再び起こさないためにも、壽郎達エスパーを集めたチームを作ろうとしているのでした・・・。


 次から次へと登場する無意味なお色気シーンと、個性の強すぎる登場人物達、そして〝世界を救う”という壮大なスケールと、気持ちいいくらいにぶっ飛んでいる世界観が、かなりステキです(笑)。苦手な人には絶対向きませんが、下ネタがオッケーな方には、爆笑必至だと思います。〝エロ”しか取り柄がない主人公達が、果たして世界の危機にどう立ち向かっていくのか、ご注目下さい。


 ストーリーそのものはメチャクチャで、ツッコミどころがありすぎるくらいですが、それを指摘するのは野暮というもの(笑)。予備知識も要りません。完全男性向けの、痛快娯楽コメディと言えそうです。



【ワンチャン・ポイント】
※深水元基さん・・・本作では、全裸限定のテレポーテーション能力に目覚めた榎本役。最近の映画では、「るろうに剣心」での荒くれ者の弟分役や、「クローズEXPLODE」でのリンダマン役、そして本作と同じ園子温監督の「新宿スワン」でのスカウト会社の幹部役や、「ラブ&ピース」での主人公の同僚役等々、カッコイイけれどちょっと危ない匂いのする役が多いですね。これからもその怪演に期待です。ちなみに新聞社のシーンでは、後ろの壁に「新宿スワン」のポスターが張られているので、そちらも是非探してみて下さい。


※秋月三佳さん・・・本作では、真野恵里菜さん演じる紗英の同級生役。最近では、何といっても「ガールズ・ステップ」での〝ジミーズ”のメンバーとしての活躍が有名なところですが、本作の園子温監督作品では、リメイクされた「リアル鬼ごっこ」にも出演されていらっしゃいました。他にも「Another」や「江ノ島プリズム」「潔く柔く」「デスブログ 劇場版」「近キョリ恋愛」等々、学園モノや青春モノでの出演が多いですね。これからもその凛とした役どころに要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>


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