カリフォルニア・ダウン | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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圧倒的なスケールで描かれる、人間の非力さと愛の強さ。


2015年9月12日公開
監督;ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン
カーラ・グギノ
アレクサンドラ・ダダリオ 他


【賛否両論チェック】
賛:災害の恐ろしさが、圧倒的なスケールで描き出され、人間の無力さにただただ打ちのめされる。そんな中でも、必死で愛する者を守ろうとあがく主人公達の姿に、生きる勇気をもらえる。
否:主人公達だけが都合よく生き残っていくのは、もはやご愛嬌。混乱に乗じて車や衣類を奪ったり等、日本人の倫理観とは相容れない描写も多い。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・傷口のシーンがあり

アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・地震や津波の描写は、人によってはかなり怖いかも



 カリフォルニアを、超巨大地震が襲います。主演はドウェイン・ジョンソン。


 若い女性・ナタリーが運転し、峠の道を走る1台の車。と、次の瞬間、大規模な地震が発生し、彼女の車はコントロールを失い、谷底へと真っ逆さま。なんとか途中の木に引っかかり、九死に一生を得ますが、車は今にも滑り落ちそうになってしまいます。通報を受けて駆けつけたのは、NY市消防局の救難隊のヘリでした。隊長のレイ・ゲインズ(ドウェイン・ジョンソン)を始め、隊員達は銃弾が飛び交うアフガニスタンでも人命救助をしてきた猛者ばかり。現場は狭い断崖絶壁で、救出は困難を極めますが、彼らは抜群のチームワークで乗り越え、無事ナタリーを助け出すことに成功するのでした。職場では非常に頼もしい存在のレイでしたが、一方プライベートはというと、妻のエマ(カーラ・グギノ)や大学生の娘・ブレイク(アレクサンドラ・ダダリオ)とは上手くいっておらず、別居状態が続いていました。任務を終えたレイは、帰宅。その日はブレイクを大学まで送る約束をしていたため、電話でブレイクに言われるがままに、彼女の自転車の鍵を探します。途中、エマから送られてきていた離婚届に目が止まり、複雑な想いを禁じえないレイでしたが、それでも無事に鍵を発見。そしてレイは、同じ箱に入っていた家族の写真に、思わず見入ってしまうのでした。


 時を同じくして、地震予知の研究をしている大学教授のローレンスは、助手のキムと共に、電磁パルスの異常な数値が出ている、ネバダ州のフーバー・ダムを訪れ、調査を進めていました。ところがその最中、ダムを巨大な地震が襲います。突然のことに逃げ惑う人々をよそに、ダムはあっという間に崩れ落ちていきます。そして、逃げ遅れた少女を助けようとしたキムは、あえなく帰らぬ人となってしまうのでした。


 ネバダの地震の一件は、すぐにレイの下にも伝わり、レイは職場に戻ることに。途中、エマの新しい恋人で実業家のダニエルの邸宅を訪れたレイは、2人が既に同棲していることを知り、戸惑いを隠せません。結局、ブレイクはダニエルが自家用機で送ることになり、レイは複雑な気持ちのまま、ダニエル宅を後にするのでした。その後、無事にサンフランシスコに到着したブレイクは、ダニエルの会社のエントランスで、面接を受けに来た青年・ベンと、その弟・オリーに出逢います。一方レイは、ナタリーの救出時に破損したヘリを修理に出すべく、フライトを続けていました。そしてエマは、ダニエルの姉と高層ビルの上にある高級レストランで会食中。それぞれがそれぞれの暮らしを続けていたその瞬間、全てを破壊する超巨大地震が発生するのでした・・・。


 気持ちも距離も離れてしまった家族3人が、巨大地震という未曾有の事態を前にして、必死にお互いを探しあって生き残ろうとする様子が、確かな感動を誘います。ただその反面、主人公達が生き残るために車を奪ったり、スーパーの衣類や電話機を拝借したりするシーン等もあるので、災害時の日本人の倫理観からすると、やや相容れない部分もあるかと思います。


 そして、そんな家族を阻み、人々の日常を嘲笑うかのように破壊していく自然災害の恐ろしさも、圧巻のCGを駆使して見事に描かれています。人間が自然の脅威の前にいかに無力であるかを、これでもかと思い知らされます。


 展開自体はかなりご都合主義で、冷静に考えると結構無理があるシーンも多いですが、大切なものを守るために奔走する人々の姿を通して、日々のありがたさや喜びを再認識出来る、そんな作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※アレクサンドラ・ダダリオ・・・本作では被災しながらも、父親から受け継いだ知識と勇気で困難に立ち向かっていく娘・ブレイク役。毎年選ばれる「世界で最も美しい顔100人」で、上位にランクインする常連さんだけあって、吸い込まれそうな青い瞳がとっても綺麗な方です(笑)。出演作では、リメイクされた「飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」での主演や、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズが有名なところ。最新作では、死んだ恋人が、主人公の新たな恋路を阻もうとする「ゾンビ・ガール」にも出演されるそうなので、要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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