クーデター | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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衝撃的な内容に恐怖。極限状態で描かれる“家族愛”。


2015年9月5日公開
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
出演:オーウェン・ウィルソン

レイク・ベル
ピアース・ブロスナン 他


【賛否両論チェック】
賛:極限の状態に置かれた1組の家族の、そんな中だからこそお互いを思いやろうとする姿に感動を覚える。
否:主人公達だけが絶妙なタイミングで生き残っていくのは、かなりのご都合主義感がある。グロシーンや暴力シーンも多数あり。


ラブシーン・・・少しあり
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・多数あり
怖シーン・・・暴徒のシーンは結構怖いかも



 家族で訪れた国で、突然外国人を標的にしたクーデターに巻き込まれる家族を描いたパニック映画です。


 物語の舞台は、東南アジアの某国。ある夜、首相とアメリカの水道整備企業「カーディフ社」との間で、飲料水の輸入に関する会談が行われていました。話し合いは合意に達し、カーディフ社の代表は車で帰路に着くのでした。ところがその直後、銃声がとどろきます。カーディフ社の車を送り出したボディーガードが慌てて首相の下へ駆けつけると、首相は既にこと切れており、そこには反乱軍が押し寄せていました。囲まれたボディーガードはナイフを手に取ると、首を切って自決してしまうのでした。


 その17時間前のこと。主人公・ジャック(オーウェン・ウィルソン)の姿は、妻のアニー(レイク・ベル)と2人の娘・ルーシーとビーズと共に、飛行機の中にありました。事業に失敗し、カーディフ社の中間管理職に転職したジャック。その新しい赴任地に向けて、はるばるアメリカからやってきたところでした。その道中、親切な旅人・ハモンド(ピアース・ブロスナン)と親しくなった一家。初めて降り立った国で、右も左も分からない彼らは、ハモンドの好意に甘え、彼の知り合いの車に乗せてもらうことに。泊まる予定のホテルがたまたま同じだったこともあり、その夜ジャックはハモンドと共に、ホテルのバーで語り合うのでした。


 ところが翌朝になっても、カーディフ社からの連絡は一向になく、首をかしげるジャック。朝刊を買いに、近くの商店まで出かけることにします。途中、やけに冷たい住民達の視線を疑問に感じながらも、商店に到着しますが、あったのは3日も前の英字新聞のみ。仕方なくホテルに戻ろうとしたジャックでしたが、そんな彼の目に飛び込んできたのは、通りの向こうからやってくる暴徒の群れと、反対側から進んでくる警官隊の姿でした。次の瞬間、暴徒からの投石と応戦した警官隊の発砲を合図に、通りはあっという間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化します。暴徒の群れをかいくぐり、なんとかホテルの前まで舞い戻ったジャックでしたが、そこではアメリカ人の宿泊客が引きずり出され、処刑されていました。ジャックもすぐに気づかれてしまいますが、慌てて非常階段をかけあがり、すんでのところで追手をかわします。その後ジャックは、何も知らずに部屋にいた家族を連れ、なんとかこの危機を逃れようとするのでしたが・・・。


 言葉も文化も分からないまま、突然放り込まれた戦場で、理不尽な殺戮から逃げ続ける主人公達の戦いが、淡々と描かれます。
「何が善悪か考える前に、家族を救うことだけを考えろ。」
というハモンドの言葉が印象的です。


 そんな中で、最初は家族を救うために先頭に立っていたジャックが、やむを得ず相手を殺してしまい、心が弱くなってしまった時、アニーが彼を励まし、共に戦っていこうとする姿に、胸が熱くなります。極限状態における家族の絆が、しっかりと描かれています。


 展開はザ・ご都合主義で、主人公達だけが絶妙なタイミングで生き残っていくのは、もはやご愛嬌(笑)。とにかくハラハラドキドキの連続なので、心してご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※ピアース・ブロスナン・・・本作では、主人公達を導く謎の旅人・ハモンド役。「007 ダイ・アナザー・デイ」のボンド役で有名な方で、最近では「スパイ・レジェンド」でも、伝説の元スパイを演じていらっしゃいます。10月には「サバイバー」で、最強のテロリスト役としてミラ・ジョヴォヴィッチと対決するそうなので、そちらも注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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