死霊高校 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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驚愕の真実。フィジカルとメンタルから襲い来る恐怖。


2015年8月22日公開
監督:クリス・ロフィング 、 トラビス・クラフ
出演:リース・ミシュラー
ファイファー・ブラウン 他


【賛否両論チェック】
賛:どこにでもいる高校生達が、想像を絶する恐怖に落とされていく様子が、リアルに映し出されている。次第に明らかになる真実にも、意外性がある。
否:モキュメンタリーなので、カメラがかなりブレて観にくいシーンが多い。急に驚かせるシーンも非常に多いので、苦手な人には全く向かない。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・少しあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがメッチャあり



 モキュメンタリー(フィクションのドキュメンタリー)のホラーです。いわくつきの舞台の上演を前にして、惨劇の幕が上がります。


 全ての始まりは、20年前でした。とある高校で演じられた劇「絞首台」。貴族の少女と恋に落ちた青年が、愛を貫いて絞首刑に処されるという悲劇でしたが、その本番の最中に、事件が起きてしまいます。代役で急きょ主役に抜てきされたチャーリーという生徒が、大道具の不備によって、本当に首を吊られてしまい、死んでしまったのでした。


 それから時は流れ、現在。アメフト部のライアン(ライアン・シューズ)と、その恋人でチアリーダーのキャシディ(キャシディ・ギフォード)は、単位のために演劇部の公演を手伝わされていました。今回の演目は、部の中心を担う少女・ファイファー(ファイファー・ブラウン)のたっての希望で、事故以来封印されていた「絞首刑」に。ヒロイン役は勿論ファイファーでしたが、主役の青年は、アメフト部を辞めて演劇部に来たリース(リース・ミシュラー)が務めていました。ところがこのリース、真面目な好青年ではありましたが、ファイファーが好きだったがために演劇部に来たので、演技の方はからっきし。一方のライアン達は、端っから真面目に手伝い等やるつもりはなく、オタクっぽい部員達にちょっかいを出しては、それをカメラに収めて遊んでいるのでした。


 いよいよ迎えた公演の前日。舞台監督の生徒・プライスに、これまでの仕返しにとイタズラをされ、ブチ切れたライアン。公演を出来なくさせてやろうと、夜中に校舎に忍び込んで、舞台を壊すことを思いつきます。キャシディはすぐに乗り気になり、真面目なリースも
「公演が出来なくて落ち込むファイファーを、お前が慰めてモノにしろ。」
とライアンに唆され、すっかりその気になってしまいます。かくして3人は、カギが壊れている楽屋口から、真夜中の校舎に忍び込みます。この軽率な行動が、後の身の毛もよだつ恐怖につながろうとは、彼らはまだ知るよしもありませんでした・・・。


 何も知らない普通の高校生の主人公達が、ついついイタズラ心を出したために、思いもよらぬ恐怖のどん底に叩き落とされていくのが、良くも悪くも印象的です。因果応報という見方も出来そうな気もしますが、それにしては少々酷ですね(笑)。ただ、いかんせんモキュメンタリーなので、カメラがメチャメチャブレます。訳が分からずただ酔いそうな場面もあったりします。その辺りは、逆にリアリティーがあるので、ご愛嬌ということで(笑)。


 そして、ただただ怖いだけではなくて、最終的に明らかになる驚愕の真実にも、また圧倒されます。・・・というか、その真実ゆえに恐怖も倍増です。終わり方も賛否がありそうですが、個人的には結構好きです(笑)。


 驚かせるシーンはすっごく多いので、大丈夫な方は、是非怖いもの見たさでご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※ホラーのモキュメンタリー・・・モキュメンタリーは、ホラー映画でよく使われる手法です。有名なところでは、「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや、「グレイヴ・エンカウンターズ」シリーズ、「REC」シリーズ等でお馴染みですね。邦画でいうと、志田未来さん・川口春奈さん主演の「POV 呪われたフィルム」でも使われています。最近では他のジャンルでも、巨大ハリケーンを捉えた「イントゥ・ザ・ストーム」や、殺人鬼のインタビューを試みた「ある優しき殺人者の記録」、フィンランドで起こる惨劇を激写した「フィンランド式残酷ショッピングツアー」等で登場します。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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