レッドカーペット | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これぞ王道。諦めない強さと、周りをも変える夢の力。


2015年8月15日公開
監督:パク・ボムス
出演:ユン・ゲサン
コ・ジュニ 他


【賛否両論チェック】
賛:不遇な境遇にあっても、それでも自らの夢を叶えるために奮闘する姿に、思わず励まされる。仲間達とのコミカルなやり取りも微笑ましい。
否:ストーリーとしては出来すぎているか。現実味はあまりなし。ポルノ監督が主人公なので、卑猥なシーンも少なからずある。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・少しだけあり
怖シーン・・・基本的にはなし



 韓国映画です。ポルノ映画の監督が、失踪していた元子役の女優と出逢い、変わっていきます。


 物語の主人公は、映画監督のバク・ジョンウ(ユン・ゲサン)。映画監督とはいっても、小さな映画会社の雇われ監督で、撮っているのはポルノ映画ばかり。そんなある日の夜、3日ぶりに家に帰ったジョンウは、家財道具が家の外に出されているのに気がつきます。首をかしげながら家に入ると、中にいた女性は大声を上げ、彼をグルグル巻きにしてフライパンで叩きまくるのでした。お互いに訳の分からぬまま、警察の厄介になった2人。どうやら彼女は、引っ越してくる時に詐欺師に騙されたようで、新しい転居先が決まるまでの間、ジョンウは彼女との奇妙な共同生活を余儀なくされてしまいます。翌朝ジョンウは、彼女がかつて子役で名を馳せ、急に芸能界からいなくなったチョン・ウンス(コ・ジュニ)だと気がつくのでした。


 その後も、ジョンウの仕事は相変わらず。狡猾な社長からは、
「いつか売れるから、それまでポルノ映画を撮り続けろ。」
と丸め込まれ、年老いた両親からは、
「夢ばかり追ってないで、履歴書を書いて就職試験を受けろ。」
と言われる日々でした。そんな折、部屋に置いてあった台本に興味を持ったウンス。それはジョンウが、いつか映画にしたいと書きためていた台本達でした。ジョンウは自分の脚本だということを隠しますが、彼女はその中の「士官と看護師」という本に、特に心惹かれるのでした。一方ジョンウは、
「私は有名だから。」
と危機感のないウンスに飽きれ、
「どんなチャンスにでもしがみつけ。」
と諭します。ウンスはその言葉を受け、渋々オーディションを受け始めるのでした。


 ところがその後、何故かウンスが、ジョンウの会社のオーディションを受けようとやって来てしまいます。丁度新しいポルノ映画のオーディションをしていたジョンウは大慌て。仲間達に協力してもらい、なんとかポルノ映画を作っていることはバレずにすみましたが、自分が監督業をしていることは、ウンスにバレてしまいます。ウンスは早速、オーディションのために、様々な台本の読み合わせをジョンウにしてもらうことに。こうして二人三脚で前に進もうとしていくうちに、2人の間には思いもよらぬ愛情が芽生えていくのでしたが・・・。


 泣かず飛ばずな上に、何をするにも“ポルノ監督”という肩書きがついて回る主人公が、それでも自分の夢を叶えるために奔走する姿に勇気づけられます。そして、そんな主人公とひょんなことから出逢い、一歩一歩自分の夢を叶えていくヒロインと、その成功ゆえに変わっていってしまう主人公との関係性も、非常に切なく描かれていきます。


 ただストーリーはかなりご都合主義で、真剣に考えると、
「いやいや、それはないでしょう(笑)。」
と思ってしまう展開と多いので、その辺りは好みが分かれそうなところです。


 主人公とその仲間達との丁々発止なやり取りも、さすが韓国映画の王道といった感じです。個人的には、後ろの2人が恋愛話をしているのに、それを聞いている主人公が、勝手に自分のことに置き換えてしまうシーンが、かなりお気に入りです(笑)。


 言わずもがな、お好きな方は是非チェックしてみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>


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