BORUTO -NARUTO THE MOVIE- | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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予備知識は必須。完全ファン向けの新章作。


2015年8月7日公開
監督:山下宏幸
出演(声):三瓶由布子・竹内順子・杉山紀彰 他


【賛否両論チェック】
賛:こじれてしまった親子の絆の修復に、胸を打たれる。道具の進歩に頼り、労せずして力を得ようとする人間への警鐘もあるか。
否:何らかの事前知識がないと、なんとなくよく分からないまま終わってしまう。展開そのものもかなりの荒唐無稽か。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に大きな音が出るシーンがあり



 人気コミック「NARUTO」のその後を描いたアニメーションです。


 物語の舞台は、どこか現代と似た雰囲気を持つ世界。それぞれの里は忍び達によって守られており、ナルト(声:竹内順子)もまた“七代目火影”として、里を治める忙しい日々を送っていました。そんなナルトの息子・ボルト(声:三瓶由布子)は、ナルトのかつての弟子・木ノ葉丸の下で、サラダ(声:菊池こころ)やミツキ(声:木島隆一)と共に、修行を続けていました。下忍である彼らには間もなく、中忍になるための試験が迫っていましたが、跳ねっ返りのボルトは、そんな試験にはあまり関心がありません。それよりもボルトは、仕事ばかりで家族をないがしろにしている父親のことが、許せないでいるのでした。


折しもその日は、ボルトの妹・ひまわりの誕生日。さすがにこの日は、ナルトも早く家に帰っており、ボルトはひと安心。しかし実は、帰ってきていたナルトは“影分身”による偽者でした。ひまわりの誕生日を祝っている最中にそのことが発覚し、ボルトは憤慨。母親のヒナタに当たり散らします。ナルトの気持ちを知るヒナタは、そんなボルトを優しく諭すのでしたが、ボルトは納得出来ません。ボルトの気持ちは、ますますナルトから離れていってしまうのでした。


 事ここに至って、ボルトは中忍試験でナルトを見返してやろうと、試験を受けることにします。そんなボルトの心の隙間に忍び込むかのように、己の研究を世に広めようと考えていた科学忍具班のカタスケが、
「(試験では禁止されている)忍具を使わないか?」
と声をかけてくるのでした。その後ボルトは、ナルトのかつてのライバルで、サラダの父でもあるサスケ(声:杉山紀彰)に、弟子入りを志願します。一目で、ボルトがこっそり忍具を使っていると見抜いたサスケでしたが、その負けず嫌いな性格に可能性を感じたサスケは、ボルトを自らの弟子として教え始めるのでした。しかし時を同じくして、かつて月で繁栄を極めた大筒木一族の生き残り・モモシキ(声:浪川大輔)とキンシキ(声:安元洋貴)が、ナルトの持つチャクラの力を狙い、里へと迫っているのでした・・・。


 最初は心が通わず、父を忌み嫌っていたボルトが、様々な経験を通して少しずつ成長し、次第に父親への考え方が変わっていく様が印象的です。そして最大の脅威が迫った時、父は必死に息子を守ろうとし、息子もまた懸命に父の力になろうとする姿に、感動を覚えます。


 また本作では、修行をせずして技を得ようとしたボルトが、科学忍具班の道具に頼ってしまったり、〝丹”という薬を飲むだけで強くなれるモモシキが暴走していったりといった描写が登場します。科学の進歩により、苦労をせずに能力や便利を得ようとする昨今の人類への警鐘的な意味合いも、それとなく描かれています。


 スケールも大きくて見事ですが、とはいえコミックの映画化なので、何らかの前知識がないと、あまり楽しめないのもまた事実。シリーズを知るファン向けの作品です。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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