インサイド・ヘッド | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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“カナシミ”の存在意義とは。大人も泣けるファンタジー。


2015年7月18日公開
監督:ピート・ドクター
出演(声):竹内結子・大竹しのぶ 他


【賛否両論チェック】
賛:様々な感情の持つ意味や、決して変わることない家族の愛情等、大人でも感動出来るテーマが満載。家族やデートで安心して観られる。
否:描写はかなりファンタジックな展開なので、苦手な人には向かないかも。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・あり(笑)
怖シーン・・・潜在意識のシーンは、小さい子には怖いかも



 少女の頭の中で、感情がキャラクター化します。吹き替えの出演は、竹内結子さんや大竹しのぶさん。


 まず冒頭に、短編の「南の島のラブソング」が入ります。火山の恋を歌で表現した、面白い作品です。


 主人公は、11歳の女の子・ライリー。彼女の頭の中の司令部では、様々な感情達が彼女の記憶を作っていました。メンバーは、ヨロコビ(声:竹内結子)・カナシミ(声:大竹しのぶ)・イカリ・ムカムカ・ビビリの5人。彼らはライリーの安全を守りながら、思い出を沢山作り、ライリーの幸せを見守り続けていました。


 そんなある日、ライリーの一家は父親の仕事の関係で、住み慣れたミネソタの自宅を離れ、サンフランシスコの新居に引っ越すことに。“新しい家”と聞き、大きくてキレイで楽しい家を想像していたライリーと感情達でしたが、着いてみるとそこは狭くて汚い古びたアパート。ガッカリするライリーの頭の中では、ムカムカとイカリとビビリがここぞとばかりに大暴れ。それでもヨロコビのプラス思考のお陰で、ライリーはなんとかその状況を楽しもうと努めるのでした。


 翌日、ライリーは新しい学校へ登校。クラスで自己紹介を頼まれ、ミネソタでの楽しい記憶を呼び起こすライリーでしたが、その時頭の中で事件が起こります。呼び出した楽しかったはずの記憶のボールに、ついついカナシミが触ってしまい、悲しい記憶に変えてしまったのでした。昔を思い出して涙を流すライリー。次々と悲しい思い出に変わってしまう記憶のボールを、必死に元に戻そうとするヨロコビでしたが、次の瞬間、ヨロコビはカナシミと共にボールの転送管に巻き込まれてしまい、司令部から遥か遠く離れた、ボールの長期貯蔵庫へと転がり落ちてしまうのでした。リーダーシップをとっていたヨロコビの不在で、司令部は大混乱。そしてそれに呼応するように、ライリーからは笑顔が消えてしまうのでした・・・。


 最初は存在意義が分からず、お荷物でしかなかった“カナシミ”が、ヨロコビと共に様々な困難を乗り越えていく過程で、その存在価値を発揮していく姿が、意外にも感動的です。どんなマイナスな感情にも必ず理由があり、意味があることを教えてくれます。


 そして、楽しい記憶をなくしてしまい、ふさぎ込んでしまったライリーを、それでも温かく見守ろうとする両親の姿にも、変わらない親心が詰まっているようで、涙を誘います。


 ファンタジーな内容ではありますが、ラストは大人でも涙なしでは観られない、感動作です。家族や恋人等、大切な人と是非ご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※感情の擬人化・・・本作では、ヨロコビやカナシミといった感情が頭の中で擬人化されていますが、同じように感情を擬人化した作品といえば、真木よう子さん主演の「脳内ポイズンベリー」でしょうか。こちらでは、ポジティブ・ネガティブ・衝動・記憶・理性の5人が、主人公の恋愛で大騒ぎを繰り広げます。「インサイド・ヘッド」に比べると、より大人向けといった印象ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<家族で観たい>


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