人生スイッチ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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楽しめるかは笑いのツボ次第!?不謹慎な笑いの数々。


2015年7月25日公開
監督:ダミアン・ジフロン
出演:リカルド・ダリン
フリエタ・ジルベルベルグ
レオナルド・スバラグリア 他


【賛否両論チェック】
賛:容赦のない不条理さが、逆に笑いを誘う。オムニバスなので、上映時間の割には気軽に観られる。
否:話がブラックすぎて、人によっては全然面白くもないものもありそう。「こんな所で終わり!?」と感じるものも。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・殺害シーンや排泄シーンがあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・少しだけあり



 人生のあらゆる場面で、ひょんなことから選択を誤ってしまった人々の転落劇を描いた群像劇です。


 物語は6部構成のオムニバス。


①おかえし。

 会社で用意された航空券で、仕事先へ向かうモデルの女性。たまたま隣りになった音楽評論家と親しくなり、
「昔の恋人が、作曲家志望だった。」
という話に。するとその評論家が、かつてその恋人の曲を散々に酷評していたことが判明。ところがやがて、他の乗客達も、その恋人と接点があることが明らかになってきて・・・。


②おもてなし。

 寂れたとあるレストラン。やってきた横柄な男性客に、従業員の女性は絶句。なんとその男は、かつて彼女の父を自殺に追いやった借金取りでした。その話を聞いた料理人の老婆は、
「“猫いらず”を食べさせて、仇を取りな。」
と進言。殺すか殺さないか、揺れ動く彼女でしたが・・・。


③エンスト。

 荒野の中の一本道。新車を運転していた男性は、タラタラと走っている古びた車を追い抜き、その際についつい中指を立て、
「バカ野郎!!」
と叫ぶのでした。その後しばらく運転を続けていましたが、途中でエンストを起こしてしまいます。ロードサービスもなかなか来ず、途方に暮れる男性でしたが、そこへあの古びた車がやってきます。ところがそれに乗っていた男が、とてつもなく狂暴な地元民だったことから、さあ大変・・・。


④ヒーローになるために。

 主人公は、建設現場の爆破解体作業員。仕事一筋で頑張ってきた彼でしたが、そんなある日、娘の誕生日パーティーのために、仕事帰りにケーキを買っていたところ、車をレッカー移動されてしまいます。すぐにタクシーで帰ればパーティーに間に合ったものを、納得がいかない彼は、わざわざその足で違反金納付所へと向かうのでした・・・。


⑤愚息。

 とある資産家の自宅。早朝、顔面蒼白の息子が、両親の寝室へと駆け込んできます。どうやら、ひき逃げ事件を起こしてしまった様子。事件はテレビでも大々的に取り上げられ、やがて被害者の妊婦の死亡が伝えられます。資産家の父は顧問弁護士に相談。やがて、使用人の老人に大金を積み、身代わりに仕立て上げる計画が実行されるのでしたが・・・。


⑥HAPPY WEDDING。

 舞台は結婚式場。幸せそうな新郎新婦でしたが、ふと席を離れた新郎が、1人の美女と親しげにしているのを目撃し、不安に駆られた新婦。すぐに彼女は、美女が新郎の浮気相手だと気づいてしまいます。その瞬間から、この結婚式は惨たんたる様相を呈していくのでした・・・。


 さすがは海外のブラックユーモア。情け容赦ない不条理や理不尽が次々と襲いくる感じで、不謹慎とは知りつつも、思わずニヤけてしまいます。逆に、こういう笑いが嫌いな人には、全く向きません。


 そして、笑いのツボもやはり少し違うようで、ものすごく唐突に終わったり、逆にものすごく蛇足感があるお話もあります。その辺り、この作品との笑いの相性もありそうですね(笑)。


 グロシーンや汚いシーンも結構あるので、ご注意を。ただオムニバスなので、案外気軽に観られる映画です。



【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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