リアル鬼ごっこ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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鬼ごっこ・・・?考えずに観るべき、シュールムービー!!


2015年7月11日公開
監督:園子温
出演:トリンドル玲奈・篠田麻里子・真野恵里菜 他


【賛否両論チェック】
賛:シュールな世界観の中で、次々と起こる予測不可能な展開に、ハラハラさせられる。意外な真相と、壮絶なラストも印象的。
否:以前の「リアル鬼ごっこ」のような緊迫感は皆無なので、期待して観ると拍子抜けしそう。グロシーンも多すぎるくらいあり。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・ホラーチックなシーンが少しあり



 あの不条理ホラーがリメイクされました。主演はトリンドル玲奈さん・篠田麻里子さん・真野恵里菜さん。


 女子校の高校生・ミツコ(トリンドル玲奈)は、修学旅行でバスに乗っていました。盛り上がる車内で、1人詩を書いているミツコ。山あいにさしかかったところで、ふと床に落ちたペンを拾おうとしてかがみますが、次の瞬間、彼女の頭上を不気味な強風が駆け抜けていきます。ミツコが顔を上げると、車内の生徒全員が、バスもろとも胴体を真っ二つにされてしまっていました。訳が分からずパニックになるミツコでしたが、その後も不気味な風は吹き続け、通りかかる人々を次々に真っ二つにしていきます。必死で逃げ延びたミツコは、川で死んだ生徒の制服に着替えると、道なき道を歩き続けるのでした。


 やがてミツコが気がつくと、辺りには自分と同じ制服を着た女子高生達が。先ほどまでの惨劇が嘘のように、彼女達はいつも通りに登校している様子。しかもミツコはその中で、突然“親友”だというアキ(桜井ユキ)に声をかけられます。どうやらミツコは、本当にそこの生徒になっているようで、彼女は再び混乱します。その後ミツコは、アキに連れられて、友人のエツコとシュールと共に授業を抜け出し、近くにある湖へと遊びにいくのでした。しかし帰ってきた4人を待ち受けていたのは、教師達による銃の乱射という、想像もしなかった事態でした。学校中の生徒達が次々に殺されていく中、アキ達もミツコを庇うように命を落としてしまいます。最終的にミツコは1人生き残り、街中へと逃げ延びるのでした。


 すぐに交番を見つけ駆け込みますが、中にいた女性警官は、彼女を見るなり、
「ケイコじゃない!?久しぶり!!」
と言い出します。ふと鏡を見ると、なんとミツコの外見は、すっかりケイコ(篠田麻里子)になっているのでした。ますます訳が分からなくなる彼女を、警官はすぐさまパトカーに乗せます。どうやらケイコは、結婚式を控えている様子。やがて到着した教会の控え室で彼女を待っていたのは、なんとあの死んだはずのアキでした・・・。


 さすが園子温監督、シュールな世界観は本作でも健在です。劇中で語られる、
「人生はいつだってシュールだ。シュールに負けるな!!」
というセリフが、どうしても頭に残ってしまいます(笑)。そのくらい独特の雰囲気の世界観で、グロいシーンもメッチャ多いので、苦手な人には全く面白くないと思います。


 また今回は、以前の映画であったような“鬼ごっこ”感はほぼ皆無なので、原作や以前の映画ファンのウケも、正直なところ微妙な気がしてしまいます。全くの別物として観た方がイイと思います。


 ただ、(詳しくは伏せますが、)「リアル鬼ごっこ」や「リアル鬼ごっこ2」に近いような展開は、本作でも踏襲されていて、前半は退屈だと感じていたシーンのセリフが、実は後々意外と重要なヒントになったりします。終わり方も独特ですが、個人的には割と好きです(笑)。


 良くも悪くも、グロいのがオッケーな方は、何も考えずにご覧になってみるのがオススメです。


 ちなみにこの作品、よくある製作委員会ではなく、“学級委員会”によって作られているそうなので、その辺りの表記にも注目です(笑)。



【ワンチャン・ポイント】
※秋月三佳さん・・・本作では、冒頭の修学旅行のバスの中で登場します。「リアル鬼ごっこ3」にも出演していらっしゃる他、「高校デビュー」や「Another」「江ノ島プリズム」「潔く柔く」「近キョリ恋愛」等々、思いのほか話題作に出演されています。最近では、9月公開の「ガールズ・ステップ」で、ダンス部を目指す地味な女子役を演じていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>



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