極道大戦争 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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不思議とハマる。グロくてバイオレンスな異色ヤクザ映画。


2015年6月20日公開
監督:三池崇史
出演:市原隼人
成海璃子
リリー・フランキー 他


【賛否両論チェック】
賛:「噛まれたらヤクザ」の世界観が新鮮。復讐に燃える主人公の姿と、ヴァンパイアとしての覚醒が見事にマッチして、痛快なアクション大作として観られる。
否:シュールすぎて良く分からないシーンも多く、苦手な人にはただただ不快に感じるかも。グロシーンも多数あり。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンがあり



 ヤクザ・ヴァンパイアになった主人公の戦いを描きます。主演は市原隼人さん。


 主人公・影山(市原隼人)は、銭湯で見た“親父”こと神浦(リリー・フランキー)の刺青に男気を感じ、迷わず神浦に弟子入りして、ヤクザの世界に飛び込みます。神浦は町の皆から慕われており、影山もその下で働き、薬漬けになっていた杏子(成海璃子)を救い出したり、借金を苦に無理心中を図ろうとした親子を助けたりしていました。そうして神浦の背中を追いかける影山でしたが、なんと敏感肌で刺青が入れられません。そのせいもあり、どうもうだつが上がらない影山。一方、助け出した杏子とは、次第にお互いを意識するようになっていくのでした。


 ところがそんなある日、たまたま1人で外出していた神浦の前に、神父の身なりをした怪しげな外国人が姿を現します。外国人は神浦に、
「もうシンジケートに戻る気はないのか?」
と尋ねますが、神浦はこれを一蹴。すると次の瞬間、背後からオタク風の外国人“狂犬”が突然襲いかかります。激しい格闘の末、神浦は殴り倒されてしまうのでした。異変に気づいた影山も慌てて駆けつけますが、狂犬の前にあえなく敗北。神浦はそのまま首をねじ切られてしまいます。消えかかる意識の中で、その惨劇をただ見つめるしかなかった影山でしたが、その瞳に最後に映ったのは、彼らを呼んだであろう張本人、神浦組のナンバー2・膳場(高島礼子)の姿でした。


 次に影山が目覚めると、そこには神浦の変わり果てた姿。その首を両手に抱え、突然の別れを惜しむ影山でしたが、次の瞬間、突如その首の目が見開いたかと思うと、
「我が血を受け継いで、“ヤクザ・ヴァンパイア”の道を行け。」
と告げ、影山の首に噛みつくのでした。突然の出来事に混乱し、全身の痛みに悶え苦しむ影山。こうして、「噛まれたらヤクザ化」するヤクザ・ヴァンパイアのまん延と、世界の存亡を賭けたの戦いの幕が上がるのでした・・・。


 まず、“ヤクザ・ヴァンパイア”という発想が斬新でステキです(笑)。カタギが皆ヤクザになってしまい、本業のヤクザが困ってしまう辺り、思わず笑ってしまいます。そんなシュールな世界観の中で、亡き親父の仇を討つため、自らの運命に立ち向かっていく主人公の姿が、とても痛快です。まさに、
「愚直であれ。」
ですね。


 笑いのシーンもかなりありますが、あまりにシュールすぎて、正直よく分からない場面も結構あります(笑)。


 ハマる人には非常に痛快なサバイバル・アクションです。良くも悪くも、好み次第の作品といえそうです。



【ワンチャン・ポイント】
※青柳翔さん・・・本作では、神浦組の下っ端として大車輪の活躍を見せるヤクザ役。劇団EXILEのメンバーの方で、最近の映画では、古典相撲に挑戦する主人公を演じた「渾身 KON-SHIN」や、石垣島のサンゴ礁を守ろうとする若者に扮した「サンゴレンジャー」、中村蒼さん演じる主人公と共に没落していくホストを熱演された「東京難民」、そして佐々木希さん演じる主人公の婚約者役で登場する「呪怨 終わりの始まり」等々、こちらも大車輪の活躍をしていらっしゃいます。「今日、恋をはじめます」にも出演されているそうなので、気になった方は是非チェックしてみて下さい。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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