トゥモローランド | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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自分次第で未来は変わる。勇気と希望をくれるファンタジー。


2015年6月6日公開
監督:ブラッド・バード
出演:ブリット・ロバートソン
ジョージ・クルーニー 他


【賛否両論チェック】
賛:どんなに絶望的な状況でも、決して諦めない強さを教えてくれる。グロシーンがないのも嬉しい。
否:話の内容やテーマはやや難しいので、家族で観るには不向きかも。ストーリーのツッコミどころも多いか。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・小さい子には怖そうなシーンが少しあり



 不思議なピンバッジを手にした少女が、地球の存亡に関わる謎に挑むファンタジーです。


 物語の始まりは、1964年にニューヨークで開かれた、万国博覧会。大荷物と共にやってきた1人の少年、フランク・ウォーカー。彼の目的は、発明品コンテストで優賞すること。早速審査員に、自作の空飛ぶリュック“ジェットバック”を披露しますが、審査員・ニックスの反応はいまひとつでした。そんな帰り道、ベンチに腰かけたフランクの後ろに、コンテストにもいた謎の少女・アテナが座ります。彼女はフランクにピンバッジを渡すと、
「見つからないようについてきて。」
と告げると、立ち去るのでした。


 好奇心に駆られたフランクが後を追うと、アテナはニックスやコンテストの受賞者達と共に、「イッツ・ア・スモールワールド」のボートに乗り込むところでした。慌てたフランクは先回りして、なんとか彼女達の後ろにいた空のボートに乗り込むことに成功します。最初は予定通りのアトラクションが進んでいきますが、途中で予想外の出来事が起こります。急に赤外線がフランクのピンバッジを捉えたかと思うと、ボートが突然止まり、コースが地下へと変更され、ボートは真っ暗闇の中へと進んでいくのでした。そこにあったのは、1台の近未来的なエレベーター。フランクが乗り込むと、エレベーターは急発進。必死にしがみついていたフランクが次に気がつくと、エレベーターの外には見たこともない別世界が広がっていました。アテナ達が小型のジェット機のようなものに乗り込んだのを見たフランクは、やってきたロボットに改良してもらったジェットバックでメチャクチャに飛び回った末に、ようやくアテナに追いつくのでした。


 そして時は流れ、現代。大学生の主人公、ケイシー・ニュートンは、NASAの技術者である父が職を失うことを危惧して、夜な夜な発射台の解体現場に忍び込んでは、破壊工作を繰り返していました。そんな彼女を遠くから見つめる、あのアテナの姿がありました。ある夜のこと、いつものように解体現場に忍び込もうとしたケイシーでしたが、警戒していた警備員達にあっけなく捕まってしまいます。父親のコネでなんとか釈放されたケイシーは、荷物を受けとる際に、見慣れないピンバッジが紛れ込んでいるのを発見。しかしそれに触った瞬間、彼女は目の前に壮大な小麦畑が広がっているのを見ます。訳が分からず混乱するケイシー。しかもどうやら、その光景は彼女だけにしか見えない様子。実はこの“ピンバッジ”こそが、彼女と世界を救う入口となっていくのでしたが、この時はまだ彼女は知る由もありませんでした・・・。


 周りからどんなに不可能だと言われても、決して諦めることなく自ら道を切り開いていくケイシーが、非常にカッコイイです。そんな彼女が、やがて地球や人類の存亡をかけた事件の鍵を握る存在になっていくのも、また驚きです。ケイシーが父親に受け売りで語る、
「常に争っている2頭の狼。片方は光と希望の狼で、もう片方は闇と絶望の狼。最後に勝ったのはどっち?」
という謎かけも、奥が深くて印象に残ります。


 ただ、どうしても「環境破壊」や「人間の愚かさ」といった、小さい子には少し難しいテーマも結構出てくるので、家族で観るのにはやや不向きかも知れません。また、展開もかなりのご都合主義で進むので、ツッコミ始めるとキリがないかも知れません。


 幼い頃に忘れてしまった夢を、もう1度思い出して頑張りたい。そんな時に、勇気をもらえるファンタジーです。



【ワンチャン・ポイント】
※ラフィー・キャシディ・・・本作では、ケイシーやフランクを別世界へと導く謎の少女・アテナ役。笑顔がとてもキュートな方ですが、子役として主要人物の幼少期の役をなさることが多いようで、「ダーク・シャドウ」での悪い魔女の幼少期や、「スノーホワイト」でのクリステン・スチュワート演じるスノーホワイトの幼少期を演じていらっしゃいます。今後は本作のような、回想シーン以外での活躍に期待です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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