ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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自由への新たな戦い。壮大なスケールで描かれる最終局面!!


2015年6月5日公開
監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス
ジョシュ・ハッチャーソン 他


【賛否両論チェック】
賛:国家から追われる身となった主人公が、やがて人々の希望となっていく様子が、壮大なスケールで描かれていく。
否:“ハンガー・ゲーム”の要素はゼロなので、「戦って生き残る」ドキドキ感は皆無。前作までの知識や、次回作の鑑賞も必須。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・戦闘シーン多数あり
怖シーン・・・急に驚かせるシーンが結構あり



 あの究極のサバイバル・ゲームの続編にして最終章、その前編です。主演はジェニファー・ローレンス。


 物語の舞台は、近未来の荒廃した世界。世界は“パネム”という独裁国家によって支配され、12の地区に分けられた植民地がこれを支えていました。大統領のスノーは、植民地を服従させるための見せしめとして、毎年各都市から男女1名ずつを選出し、最後の1人になるまで戦わせる究極のサバイバル・ゲーム、通称“ハンガー・ゲーム”を開催していました。主人公・カットニス(ジェニファー・ローレンス)は、前々作でピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)と共に生き残り、例外として2人共チャンピオンに選ばれましたが、そんな彼女が革命の象徴になるのを恐れたスノーによって、前作では歴代チャンピオンによる特別大会に参加させられました。その最中、反乱軍によって救出されたカットニス。本作は彼女が、反乱軍の拠点となっている“旧第13地区”に連れられてきたところから始まります。


 かつて滅んだと伝えられていた第13地区でしたが、実際は市民達は地下へと逃れており、反乱軍として蜂起する機会をうかがい続けていました。その指導者は、首相のコイン(ジュリアン・ムーア)。コインは、カットニスを革命の象徴としてプロパガンダに利用しようと画策します。そんな周囲の思惑を理解しながらも、壮絶なハンガー・ゲームの記憶に苦しめられるカットニスでしたが、そんな時、パネムから発信されるテレビ番組に、ピータが映し出されます。ピータはその番組で、カットニスや反乱軍へ停戦を呼びかけます。ピータは捕虜として捕らえられているはずで、彼の発言は強要されていると思われましたが、敵に屈したその姿に、第13地区では怒りの声が挙がります。それを見たカットニスは、より一層深く傷ついてしまうのでした。


 悩み抜いた末に、カットニスは革命の象徴になることを承諾。その条件として、「ピータ達捕虜の最優先での救出」や「救出後の恩赦」を、コインに了承させるのでした。その後彼女は、早速他の地区へ蜂起を呼びかける映像の撮影に入りますが、セットの中での撮影では、どうも市民の心に響くようなセリフを言うことが出来ません。そこへやってきたのは、ハンガー・ゲームでカットニスの教育係を担当していた男・ヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)でした。ヘイミッチは撮影陣に、
「人々の心を打つのは、カットニスの本心。だから本当の戦場に行って撮影するべきだ。」
と提案します。この危険な提案を、カットニスは承諾。かくして彼女は、武力蜂起が起きている第8地区の野戦病院へと、慰問に向かいます。現地では、罪のない女性や子供達までもが傷つけられ、病院内では悲惨な状況が広がっていました。そんな市民達でしたが、カットニスの訪問に勇気づけられ、士気は高まります。一方、彼女の動向はスノーの耳にも入ります。スノーは、“カットニスと関わるとこうなる関わるとこうなる”という見せしめのために、彼女が訪れた病院への爆撃を指示するのでした・・・。


 物語もここまでくると、本来の“ハンガー・ゲーム”の面影があまりないのが、若干淋しい所ではあります(笑)。しかし、深く傷ついたカットニスが、独裁国家の卑劣な一面に改めて触れ、決意を新たにレジスタンスとして立ち上がろうとする姿が、非常に勇ましくて感動的です。


 そして何といっても、今回は最終章の前編なので、自動的に後編も観る必要があります(笑)。また、最初に今までのあらすじは一通り説明してくれますが、やはり予備知識があった方が、一層楽しめることは確かです。


 良くも悪くも、シリーズを通して魅力が出る作品だと思いますので、是非「ハンガー・ゲーム」「ハンガー・ゲーム2」を観てからの鑑賞をオススメします。



【ワンチャン・ポイント】
※ウディ・ハレルソン・・・本作では、“ハンガー・ゲーム”で主人公の教育係だったヘイミッチ役。最近ではこの「ハンガー・ゲーム」シリーズの他にも、「グランド・イリュージョン」や「ファーナス 訣別の朝」にもご出演。前者では“フォー・ホースメン”のメンバーで、セラピストのメリット役を、後者では主人公の弟を惨殺するマフィアのボス役で出演していらっしゃいます。


※ジュリアン・ムーア・・・本作では、反乱軍の指導者・コイン役。最近では、6月公開の「アリスのままで」でアカデミー賞主演女優賞を獲られたことで有名ですが、他にも「フライト・ゲーム」での、リーアム・ニーソン演じる航空保安官に近づく謎めいた女性役や、リメイク版の「キャリー」での、クロエ・グレース・モレッツ演じる主人公の母親役で怪演を披露していらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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