ロスト・リバー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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好みが分かれる特異な世界観。瀕死の街で生きる家族の物語。


2015年5月30日公開
監督:ライアン・ゴズリング
出演:イアン・デ・カーステッカー
シアーシャ・ローナン 他


【賛否両論チェック】
賛:死にかけた町で、家族と生きるためにもがき続ける主人公達の姿が切ない。
否:思いのほか単調で静かに進むので、好みに合わないと眠くなること必至。グロシーンも少しあり。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・結構あり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも



 あのライアン・ゴズリングが監督した作品です。荒廃した町での小さな事件を描きます。


 物語の舞台は、ダムの建設で大部分が湖に沈んだ小さな町、通称“ロスト・リバー”。しかしダムの建設以降、町は荒廃していました。そんなロスト・リバーで、主人公のボーンズは人がいなくなった建物を壊し、銅を売って生活をしていました。彼は母・ビリーと幼い息子のフランキーとの3人暮らしでしたが、家のローンは支払いが滞っており、ビリーは銀行の新しい支店長・デイブに、なんとか支払いを待ってもらえるよう、懇願する日々でした。


 そんなボーンズでしたが、町の荒くれ者・ブリーの縄張りで銅を掘っていたことから、ブリーの逆鱗に触れてしまいます。ある日、いつものように銅をバッグに詰め、持ち去ろうとしたボーンズは、ブリーの待ち伏せに遭い、慌ててバッグを投げ捨て、逃げ出すのでした。一方のビリーは、デイブから見世物小屋の仕事を紹介されます。メインは血糊が飛び交うグロテスクな舞台でしたが、病んでいる町の人々は、その舞台を見ながら狂喜乱舞。その姿に違和感を感じながらも、ビリーは見世物小屋に足しげく通うようになるのでした。


 数日後、ボーンズは奪われた自分のバッグを取り戻すべく、ブリーの敷地に入り込みます。バッグはなんとか回収しますが、ブリーに見つかってしまい、ほうほうの体で逃走。その足で湖のほとりにたどり着いたボーンズは、道路や外灯が湖に向かって延びている、不思議な光景を目の当たりにします。その後彼は、隣りの家に住む少女・ラットと仲良くなっていきます。口がきけなくなってしまった祖母との2人暮らしで、親友はペットのネズミ・ニックだという彼女。彼女の部屋で、彼女も幼い頃観させられたという、ダム建設の際の啓蒙映画を観たボーンズ。そんなラットの口から告げられたのは、町の人々や自分の祖母がおかしくなってしまったのは、町が湖の底に沈んだ時にかけられた、呪いのせいだという言葉でした・・・。


 “ダム建設”という特異な事情から、死にかけてしまった町を舞台に、生きるために戦い続ける主人公・ボーンズや、家族を守るために必死で働こうとする母・ビリーの姿が、とても切なく描かれます。そして、そんな彼らに迫り来る残酷な現実もまた、胸を締めつけるものがあります。


 ただ、かなり独特な雰囲気の静かな世界観なので、好みは極端に分かれそうです。


 舌を切ったり動物を切り刻んだりなど、グロテスクなシーンも結構あるので、その辺は気をつけてご覧下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※ライアン・ゴズリング・・・本作の監督さんで、超イケメン俳優です(笑)。主演作は「ドライヴ」や「オンリー・ゴッド」等。他にも「L.A.ギャングストーリー」等、いずれもかなりグロいシーンが多い作品に出ていらっしゃいますね。


※シアーシャ・ローナン・・・本作では、ヒロインのラット役。「ハンナ」で主演の暗殺者・ハンナ役を演じられた方で、他にも「ビザンチウム」での現代に生きるヴァンパイア役や、「ザ・ホスト 美しき侵略者」での知的生命体に寄生され、自我との間で苦悩する難しい役など、いずれも主演をされていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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