明烏(あけがらす) | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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シュールな笑いと人間ドラマ。予測不能なシチュエーション・コメディ!!


2015年5月16日公開
監督:福田雄一
出演:菅田将暉・吉岡里帆・城田優 他


【賛否両論チェック】
賛:笑いの小ネタが満載で、観ていて飽きない。予測不可能なラストも圧巻で、痛快。
否:笑いそのものはかなりシュールなので、好き嫌いは分かれそう。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・基本的にはなし



 借金の返済に追われるホストが巻き込まれるドタバタ劇を、コミカルに描きます。主演は菅田将暉さん。


 物語の舞台は、品川の場末のホストクラブ「明烏(あけがらす)」。人気トップだったヒロが新宿のクラブに引き抜かれ、残るホストは暫定トップのチャラ男・アオイ(城田優)と生真面目な元サラリーマン・ノリオ(若葉竜也)、そして多額の借金を抱える問題児・ナオキ(菅田将暉)の3人だけに。店長のアキラ(ムロツヨシ)は、
「去る者は追わずだ。」
と言いながら、ヒロに未練たらたらでした。そんな中、1000万円の借金で首が回らなくなっていたはずのナオキが、異常なハイテンションでやってきます。なんでも一攫千金を狙った野球賭博でボロ勝ちし、借金が返済出来る額を稼いできたとのこと。それを聞いた彼らは、早速お祝いにと、店のドンペリをしこたま飲み始めるのでした。


 翌日ナオキが控え室で目覚めると、時刻は既に午後の6時。借金取り(新井浩文)に金を叩きつけるシミュレーションをしながら、まだ笑いが止まらないナオキでしたが、やってきたアオイやノリオに尋ねても、
「昨夜はヒロの送別パーティーをやっていただけで、金なんか知らない。夢でも見たのでは?」
の一点張り。確かに手元に金はなく、ナオキは次第に慌て始めます。電話で借金取りに期限の先延ばしを懇願しますが、聞き入れてもらえず、明日の朝6時までに返せなければ、東京湾に沈められてしまうことになってしまいます。元々金を貸してくれるような指名客もいないナオキは、絶体絶命の窮地に立たされてしまうのでした。


 折しも翌日の同じ朝6時から、店の新しいオーナーのサプライズ歓迎パーティーを開くことになっていたため、アオイとノリオはナオキのことをそっちのけで、パーティーの飾りつけに大忙し。さらにそこへ、青森から家出してきて、昨夜料金を踏み倒していった少女・明子(吉岡里帆)や、アキラが呼んだという新宿のナンバー1ホスト・レイ(柿澤勇人)もやってきて、事態は全く収拾がつかなくなっていきます。そしてしまいには、福岡から上京してきたというナオキの父・五郎(佐藤二朗)まで現れるのでした・・・。


 さすがは福田雄一監督作品、シュールな笑いがてんこ盛りで、笑いが止まりません。あまりにもシュールすぎるので、そこでまず好き嫌いが分かれると思います(笑)。


 そして何といっても、予測が出来ない圧巻のラストがまた痛快です。詳細は伏せますが、決して笑いだけではなく、意外にも熱いテーマに踏み込んでいるのもステキです。


 是非そのディープな世界観を、劇場で堪能してみて下さい。



【ワンチャン・ポイント】
※柿澤勇人さん・・・本作では、新宿の元ナンバー1ホスト・レイ役でご出演。「BAD BOYS J 最後に守るもの」での最強の敵役や、「クローズEXPLODE」での頭脳派ヤンキー役で有名な方です。また、遠藤憲一さんと松井玲奈さん主演の「gift」では、松井玲奈さん演じるキャバクラ嬢につきまとう借金取り役で、怪演を見せていらっしゃいます。



オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>


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