ズタボロ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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動機がないと観るのは厳しい?裏社会の残酷な現実。


2015年5月9日公開
監督:橋本一
出演:永瀬匡・清水富美加・堀井新太 他


【賛否両論チェック】
賛:何度ボコボコにされても、自分の信じるもののために立ち向かっていく主人公の姿が痛快。
否:自伝小説の映画化なので、伝えたいことはよく分からない。暴力描写や性描写も多数あり。


ラブシーン・・・結構あり
グロシーン・・・暴力シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・結構あり



 暴走族に親友を壊された高校生が、復讐心からヤクザの世界を目指します。主演は永瀬匡さん。


 主人公の高校生・コーイチ(永瀬匡)は、札つきのワル。仲間のヤッコ・キャームと共に地元の暴走族「立川獄門」に入りますが、毎日“ヤキ”という名の理不尽な暴力にさらされ、耐える日々が続いていました。そんなある日、コーイチは同じ学校のケンカ仲間・植木と、成り行きでナンパをすることになります。そしてそのナンパ中に、ひょんなことから学校最強の1年生・通称“鬼”と親しくなるのでした。バイクを直して売り、お金を稼いでいる鬼の仕事に付き合い、その後コーイチと植木は、ナンパした女の子達と一夜を共にするのでした。ところが同じ頃、“ヤキ”にコーイチが来ないことに苛立った立川獄門の面々により、ヤッコとキャ-ムにはいつもの倍の暴力が浴びせられ、2人はとうとう心が折れてしまいます。ヤッコは部屋に引きこもるようになり、キャームは地元から逃げ出してしまいます。翌日、暴力の矛先は当然コーイチにも向けられ、ついにコーイチは立川獄門を抜けることを決めるのでした。


 それと同時に、ヤッコ達の仇を討つべく、コーイチはヤクザになることを決意します。しかし、身内に2人もヤクザがいることもあり、普段の暴力沙汰では何も言わない母・良子(南果歩)も、ヤクザに対しては強烈な拒絶反応を示します。そのため、コーイチは母親には内緒で、母の血の繋がらない弟でヤクザの猛身(木村祐一)を頼り、神社の境内で屋台をさせてもらうようになるのでした。


 やがてコーイチは、向かいで同じように屋台をしている少女・清美(清水富美加)と親しくなります。すぐにお互いを愛し合うようになった2人でしたが、実は清美は猛身の愛人だったことから、猛身はコーイチに慰謝料と謝罪を要求。怒ったコーイチは、母の実弟で同じようにヤクザの満(平田満)の下へと出向きます。その後、コーイチは植木や鬼と共に、新宿でヤクザとトラブルを起こしたり、立川獄門に殴り込みをかけたりと、勢いに任せた行動を取るようになっていくのでしたが・・・。


 若さに任せて、後先を省みないことばかりしていた主人公が、現実の闇社会の残酷さをまざまざと見せつけられ、少しずつ現実に立ち向かっていこうとする様がカッコイイです。これでもかというくらいボコボコにされてもなお、信じるもののためにひるむことなく立ち上がる姿に、感慨深いものがあります。


 ただ全体的には、主張が良く分からないような描写も多数織り込まれているので、正直苦手と感じる方も多いと思います。出演者や原作など、何かしらのとっかかりがある方は、観ておいて損はない作品といえそうです。



【ワンチャン・ポイント】
※永瀬匡さん・・・本作の主演。「仮面ライダーウィザード」で、白石隼也さんと肩を並べる仮面ライダー役で有名になった方で、映画では「好きっていいなよ。」での福士蒼汰さんの親友役でも出演されています。最新作では、原発テロを題材にしたサスペンス「天空の蜂」にも出ていらっしゃるそうなので、気になった方は要注目です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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