ラスト・リベンジ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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これぞ復讐劇。全てを失った男の最終局面。


2015年5月2日公開
監督:ポール・シュレイダー
出演:ニコラス・ケイジ
アントン・イェルチン 他


【賛否両論チェック】
賛:信じてきた組織に見捨てられても、自らの信念のために命を賭け続ける主人公の姿が勇ましい。
否:若干尻すぼまりな感は否めない。愛国主義を問う内容も、賛否ありそう。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・あり
アクションシーン・・・あり
怖シーン・・・雰囲気は少し怖いかも



 引退を余儀なくされたCIAのトップエージェントが、因縁のテロリストへの復讐に挑みます。主演はニコラス・ケイジ。


 CIAの訓練施設で熱弁をふるう主人公、エヴァン・レイク(ニコラス・ケイジ)。CIAで数々の功績を挙げてきたエヴァンでしたが、最近では22年前に受けた壮絶な拷問の記憶がフラッシュバックしたり、記憶障害や手足のしびれに悩まされていました。CIAには内密に受けた医師の診察で、彼は末期の“前頭側頭性認知症”と診断され、余命数年を宣告されてしまうのでした。


 時を同じくして、ルーマニアのとある都市。地元警察からマークされていた、1人の運び屋。1本のUSBを持っていたその男は、結局警察に追われることになり、橋の上で包囲されてしまいます。すると男は、USBを川面に放り投げると、自らも飛び降り死んでしまうのでした。その男の情報は、すぐにCIAにももたらされ、分析官のミルトが内容を解析します。その内容を知ったミルトは、すぐにエヴァンと落ち合うことに。実はエヴァンには、かつて自分を拷問した宿敵・バニールがおり、22年前に死んだとされている中、エヴァンは今もその面影を追い続けているのでした。ミルトによると、運び屋が持っていたUSBのデータは、そのバニールの持病“サラセミア(地中海貧血)”の未承認薬に関するものだとのこと。すぐにバニールへの手がかりだと直感したエヴァンは、捜査部隊の要請を長官に訴えます。しかし、そんなエヴァンを疎ましく思っていた長官は、
「仮に生きていたとしても、放っておけば病気で死ぬだろう。」
と、取り合おうとしません。なおも食い下がるエヴァンに対し、長官は引退を勧告。結局エヴァンは、半ば強引にCIAを辞めさせられてしまうのでした。


 病状も芳しくなく、自宅で途方に暮れるエヴァン。そんな彼の下に捜査資料を持ち出して訪れたのは、他ならぬミルトでした。かつてエヴァンに窮地を救われたことのあるミルトは、エヴァンへの協力を約束。かくして2人だけの、決死の捜査が始まります。まず2人は、薬を処方した医師に会うべく、一路ルーマニアへと向かうのでしたが・・・。


 「CIAは仲間を見捨てない。」
を信条としてきた主人公が、そのCIAに見捨てられ、残りわずかな人生を自分の信念のために使おうとする姿に、とても感化されるものがあります。ただ、そこにどうしても“愛国心”や“正義”といったテーマが絡んでくるので、やや難しい話になってしまっている感があります。


 終わり方もかなり好き嫌いが分かれそうな感じですので、ニコラス・ケイジの勇姿をご覧になりたい方向けの作品かも知れません(笑)。



【ワンチャン・ポイント】
※引退したCIAエージェントが活躍する映画・・・本作では、強引に引退に追い込まれたCIAのエージェントが主人公ですが、同じように引退したCIAエージェントが活躍する作品といえば、何といっても「RED」「RED2」でしょう。ブルース・ウィリスを始めとする引退したエージェントや暗殺者達が、スクリーン狭しと大暴れするアクション・コメディです。他にも、本作のように余命わずかなエージェントが、娘のために任務に奮闘するのが「ラスト・ミッション」。ケビン・コスナー主演で、こちらも割とコメディタッチなシーンが多めです。“引退CIAモノ”でいうと、本作はかなりシリアスな部類に入りそうですね(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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