寄生獣 完結編 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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生きる意味を問いかける、過激で深い社会派ムービー。


2015年4月25日公開
監督:山崎貴
出演:染谷将太・深津絵里・橋本愛 他


【賛否両論チェック】
賛:人間としての生きる意味や、生きる価値等の問いかけが多く、改めて深く考えさせられる。演者さんの熱演・怪演も見事。
否:グロいシーンが多く、苦手な人には不向き。ラブシーンの必要性にも疑問が残る。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・メッチャあり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・雰囲気はかなり怖いかも



 人間に寄生する生物の脅威と、右手に寄生された少年の活躍を描いた作品・後編です。


 警察庁・SATの本部。東福山の刑事・平間(國村隼)達が連れてきた凶悪殺人鬼・浦上(新井浩文)。その狂気から、人間と寄生生物を見分けられるようになっていた浦上を使い、寄生生物掃討作戦が進みつつありました。一方、母親(余貴美子)を寄生生物に殺され、仇を討った主人公・泉新一(染谷将太)。彼は右腕に寄生しているミギー(声:阿部サダヲ)と共に、その後も寄生生物を見つけ出しては殺害を続けているのでした。


 そんな新一の行動を監視している、フリージャーナリストの倉森(大森南朋)。彼は田宮良子(深津絵里)が寄生生物の長とは知らず、彼女からの依頼を受け、新一とミギーの監視をしているのでした。一方その頃、東福山市の市役所は、寄生生物の巣窟と化していました。市長の広川(北村一輝)達寄生生物は、殺戮を続ける新一とミギーの抹殺を主張しますが、既に人間の子供を生んでいた田宮は、
「人間との共存を模索する上で、彼らは重要なサンプル。」
だと譲らず、頑として承諾しませんでした。


 その後、新一達に田宮の正体を思い知らされた倉森は、寄生生物への怒りを露にし、その正体をスクープするべく、東福山市役所の市長室に盗聴器を仕掛けます。しかしすぐに見破られてしまい、広川の指示の下で報復が行われ、倉森は一人娘を惨殺されてしまうのでした。同時に、新一とミギーの下にも、1つの体に5匹の寄生生物が寄生した最強の刺客・後藤(浅野忠信&ピエール瀧)が送り込まれてきます。なんとか後藤の襲撃を切り抜けた新一は、慣れない逃亡生活に入ります。その頃、SATも行動を開始。寄生生物掃討作戦の第1の矢が放たれるのでしたが・・・。


 さすがは完結編。人間と寄生生物との生き残りを賭けた激しい戦いの模様が、CGを駆使して非常にリアルに描かれています。そんな中で、寄生生物という異種の脅威にさらされた人類が、改めてその在り方を問いかけられていく様子に、深く考えさせられるものがあります。
「人間どもこそ、地球を蝕む“寄生虫”そのものではないか!!」
という広川の言葉が、胸に刺さります。そして、そんな状況下でもなお、愛する人を守ろうと奔走する新一の姿も、とても印象的です。


 描写はかなりグロくて、正直よく分からないラブシーンもありますので、お子様や苦手な方には不向きだと思います。前作の知識も必須なので、気になった方は、是非「PART1」からの鑑賞をオススメします。



【ワンチャン・ポイント】
※新井浩文さん・・・本作では、不気味で凶悪な殺人鬼・浦上役を熱演されています。最近では、「永遠の0」での主人公をライバル視するパイロット役や、「近キョリ恋愛」での主人公の保護者代わりの教師役などでお馴染みです。他にも「愛の渦」「ジャッジ!」「春を背負って」「まほろ駅前狂騒曲」「アウトレイジ ビヨンド」等々、かなり幅広い役どころで出ていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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