ジェサベル | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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恐ろしくて悲しい。家族が招いた悲劇の行く末。


2015年3月14日公開
監督:ケヴィン・グルタート
出演:サラ・スヌーク
マーク・ウェーバー 他


【賛否両論チェック】
賛:最初は謎めいていた怪奇現象の正体が、最後に全て明かされる様が痛快。恐怖の中にも、人間の哀しさや愚かさが見てとれる。
否:結構グロテスクなシーンも多く、ホラーが苦手な人には当然不向き。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・かなりあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・メッチャあり


 自分が生まれ育った古びた洋館に帰ってきた主人公が、身の毛もよだつ恐怖に襲われるホラー映画です。


 主人公・ジェサベル(サラ・スヌーク)は、都会で暮らしていた普通の女性。妊娠も分かり、恋人と同棲するべく、2人で引越しの準備をしている最中でした。ところがそんな幸せな毎日が一変、引越しの途中で交通事故に遭ってしまい、恋人は死亡。ジェサベルも大怪我を負ってしまい、お腹の子供も流産してしまうのでした。2ヵ月後、ジェサベルは奇跡的に車椅子を使って動けるまでに回復していました。しかし、近くに迎えに来てくれる知り合いもおらず、彼女はやむなくずっと疎遠だった父親のレオンに連絡をとります。母親のケイトはジェサベルを産んだ直後に亡くなっており、彼女は父親と2人で故郷のルイジアナ州へと向かうのでした。家に着いたレオンは、2階に上がることが出来ないジェサベルに、ずっと使っていなかったケイトの寝室をあてがいます。


 その後しばらくして、ジェサベルはベッドの下から数本のビデオテープを発見。興味本位で再生してみることにします。するとそこには、生前のケイトがジェサベルに宛てたビデオレターが収められていました。その中でケイトは、ジェサベルのためにタロット占いをします。ところがその結果を見たケイトは、
「その屋敷には2人の女の子がいる。すぐに家を出た方がいい。」
という謎の言葉を発します。その直後、帰宅したレオンがビデオテープを見ているジェサベルに突然激昂。レオンはジェサベルの車椅子を、家の向かいを流れる川に投げ込んでしまうのでした。


 その日をきっかけに、ジェサベルの身辺では奇怪な現象が起こり始めます。誰もいないはずの2階から物音が聞こえたり、ラジオから急に女性のすすり泣く声が聞こえたり。極めつけは浴室に閉じ込められ、血まみれの女の幻覚に襲われてしまいます。混乱しながらも、母の面影を探し求めるジェサベルは、レオンに隠れて他のビデオテープを再生。すると今度は、ケイトがタロットの占いで、
「人が業火に焼かれて死ぬ。」
という予言をします。その直後、またしてもレオンに見つかってしまい、レオンは外でビデオテープを燃やそうとします。ところがその時、ライターの火がレオンの洋服に燃え移り、レオンは予言通りに火だるまになって死んでしまうのでした。果たしてこの家で何が起きているのか。やがてジェサベルが辿りついたのは、想像を絶する真実でした・・・。


 急に驚かせるシーンはかなり多いですが、それでも音量を割と控えめにしてくれているので、他の作品に比べると少しだけ優しい感じがします(笑)。初めはただただ驚かされるだけだった数々の恐怖シーンが、最後に1つにつながっていくのが圧巻です。あまり言うとネタバレになってしまいますが、我が子を愛する人間の哀しさや、自分の罪を偽る愚かさなんかが垣間見えて、そういう意味でもメッチャ怖いです。


 グロい描写は結構多いので、お気をつけてご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※サラ・スヌーク・・・本作の主演です。本作では、凄惨な事故で最愛の恋人を失いながらも、必死で生きようとする主人公を熱演されていらっしゃいますが、イーサン・ホーク主演の「プリデスティネーション」では、清純な天才少女役に加え、男性役にも挑戦されていらっしゃいます。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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