劇場版 シドニアの騎士 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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難しいけれど深い。生き残りを賭けた人類の挑戦。


2015年3月6日公開
監督:静野孔文
出演(声):逢坂良太・洲崎綾・豊崎愛生 他


【賛否両論チェック】
賛:絶滅の危機に瀕した人類が、最期の瞬間まで諦めずに敵に立ち向かっていく姿が、感動を誘う。そうした雰囲気の中で、物語の謎や人間の愚かさなどが明らかになっていく様も、また考えさせられる。
否:予備知識なしに観ると、怒涛の展開に戸惑うこと請け合い。結構難しい理論も早口で説明されるので、訳が分からなくなりそう。ツッコミどころも多数あり。


ラブシーン・・・ほんの少しだけあり
グロシーン・・・惨殺シーン多数あり
アクションシーン・・・衛人の戦闘シーンがメッチャあり
怖シーン・・・ガイナの雰囲気は結構怖いかも


 謎の生命体との戦いを繰り広げる人類を描いた人気アニメーションの、劇場版です。


 物語の舞台は、人類の生き残りが多数暮らす巨大母艦・シドニア。謎の宇宙生命体・ガウナによって地球はとうの昔に滅び、人類はシドニアで宇宙を漂う毎日。人類は光合成が出来るまでになっており、男女の別も生まれながらにはなく、その後の配偶者によって性別が決まるという、いわば生き残るための進化を遂げていました。


 そんな中で、主人公のナガテは祖父・ヒロキと共にシドニアの地下深くに長年籠り、そうした進化をせずに生きてきました。その後、ヒロキは3年前に亡くなり、ナガテは地下で1人、“衛人(もりと)”と呼ばれるガウナ撃退のために造られた人型兵器のバーチャル操縦訓練に明け暮れる日々を過ごしていました。しかし、やがてヒロキが遺した食糧も底を尽き、空腹に耐えかねたナガテは、やむなくヒロキとの約束を破り、久しぶりに地表へと顔を出すのでした。ところが、出てきた場所が運悪く精米工場だったため、米泥棒と間違えられてしまい、警備隊に終われる羽目に。すぐに捕まったナガテを迎えに来たのは、衛人の部隊でした。身元引受人は、なんとシドニアの艦長・小林。ヒロキのことを知っていた小林は、その優秀な遺伝子がナガテにも息づいていると直感し、衛人の操縦士として登用したのでした。


 その後、訓練生としての日々を送ることになったナガテでしたが、光合成も出来ないナガテを周りは煙たがり、時には嫌がらせを受けることもありました。それでも親身になってくれるイザナ達の助けもあり、早々にその非凡な才能を開花し始めるナガテ。そんなある日、訓練生達のうちの精鋭4名が、近くの小惑星の掘削任務を与えられ、ナガテも選ばれます。ところが、いざ掘削を始めた直後、突然地下からガウナが出現。必死に交戦する4人でしたが、その力の前に、たちまち1人が死亡。ナガテも心肺停止になってしまいます。やむなく小林は、重質量砲で惑星ごと爆破するよう指示。ミサイルが発射され、全滅かと思われたまさにその時、ナガテの心肺が復活。訓練生とは思えない圧倒的な早さと火力で、ガウナを追いつめるのでした・・・。


 宇宙生命体という脅威を前にして、人類を守るために自らを犠牲にしてでも立ち向かおうとする若者達の姿が、非常に感動的です。そして、そんな彼らを自分達が生き永らえるために利用しようとする上層部の思惑や、物語そのものの大きな謎など、様々な暗部が明らかになっていく様子も、また感慨深いものがあります。ただ、難しい理屈を早口で説明されたり、急にコミカルなシーンになったりと、結構怒涛の展開なので、ついていくのが大変かもしれません。予備知識もあった方が楽しめるかと。 


 いずれにしても、好みはかなり分かれそうな作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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