サムライフ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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諦めなければ、夢は叶う。「ここからだ」と教えてくれる感動作!!


2015年2月28日公開
監督:森谷雄
出演:三浦貴大・松岡茉優・加治将樹 他


【賛否両論チェック】
賛:困難にも決して諦めずに夢に走っていく様子が爽やかで、印象的。学校を作ろうとする側も、子供達の側も、共に「生きる意味」を見出していく姿が感動を呼ぶ。
否:自伝映画なので、「ただの自慢話」と感じてしまう向きもありそう。好き嫌いは結構分かれるかも。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 学校へ行けない子供達のために、自ら学校を作った元高校教師の実話を描きます。主演は三浦貴大さん。


 物語の舞台は、長野県上田市。母親が水商売をしていて、学校に行けない姉弟・アキとノブ。そんな2人の下にある日、謎の青年・長岡秀貴(三浦貴大)がやってきます。彼は2人と一緒に散らかった部屋を掃除すると、「学校を作る」という自らの夢を語り出すのでした。秀貴の正体は、元高校教師。自らの高校時代、原因不明の左半身不随という病を経験しながらも、当時の恩師だった“有ちゃん”と「30歳までに自分の学校を作る」という夢を約束し、病を克服した彼。そんな秀貴は高校教師になると、5年後に退職。今は校舎を買うための資金を集めるために、自分のバーを開業すべく、1人内装作業に追われていました。そんな彼の下に、教え子だったケンジが顔を出します。人の良いケンジは、いつの間にか秀貴の作業を手伝うようになり、やがて今の仕事を辞めると、本格的に秀貴の手伝いをするようになるのでした。


 しかし、いざバーの開業段階となると、教師時代の上司・久保田(大杉漣)からは、
「お前はこんなことがやりたかったのか!?」
と怒鳴られるわ、資金は一向に貯まらないわで、学校作りは早くも暗礁に乗り上げてしまいます。そこでケンジが、
「先生、本出しましょう!!」
と提案。これをきっかけに、秀貴のこれまでの破天荒な半生を描いた、「ダッセン(脱・先生)」の自費出版が決まるのでした。その後、2人の活動に賛同した秀貴の教え子達、ユミ・タカシ・ケイスケも加わり、学校作りを目指す“チーム・ウェスト”が誕生します。


 一方その間も、学校へ行けない子供達への訪問活動を続けていた秀貴。あのアキとノブの姉弟の母親とも友達になり、子供達の世話をしてもらうことを約束。2人も学校へ通うようになり、全ては順調に行くかと思われました。ところがある日、2人の学校から、
「ここ数日登校していないのですが・・・」
と連絡が入ります。慌てて2人の自宅へ駆けつけた秀貴は、己の無力さを痛感させられてしまうのでしたが・・・。


 どんなに周りから「無理だ」と言われても諦めず、自分の夢の実現に向けて走っていく主人公と、そのひたむきさに感化されて共に走っていく教え子達の姿が、非常に清々しくてカッコよく描かれています。「誰にも生きる意味を感じてほしい」という秀貴さんの想いが伝わってくるようで、ラストのスピーチなんかでは、思わず涙腺が緩んでしまいます。


 自伝的な映画なので、少し自慢のように思えてしまう方もいらっしゃるかとは思いますが、それも含めて飾らないステキな先生の一面といえそうです(笑)。生きることに迷った全ての人に、是非観ていただきたい作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※松岡茉優さん・・・本作では、勝ち気な経理担当・ユミ役。最近の注目女優さんで、新しい方の「GTO」にもご出演。結構高校生の役が多い方で、映画では「桐島、部活やめるってよ」「悪の教典」「鈴木先生」「絶叫学級」等々、生徒役での出演が多数ありますね。他にも最近では、「リトル・フォレスト」での主人公の友人役でもお馴染みです。今年6月には、岡田将生さん主演の「ストレイヤーズ・クロニクル」にも出演されるそうなので、そちらも要注目です。


オススメジャンル&オススメ度<感動したい>


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