アニー | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

1人の少女が起こす、優しさと感動の連鎖。


2015年1月24日公開
監督:ウィル・グラック
出演:クワベンジャネ・ウォレス
ジェイミー・フォックス
キャメロン・ディアス 他


【賛否両論チェック】
賛:どんな時でも明るく前向きなアニーに元気づけられる。そんなアニーを見るうちに、少しずつ感化されていくウィル達の人柄にも、好感が持てる。
否:ミュージカルが苦手な方には、当然不向き。基のお話とも世界観が異なるので、その辺も好みは分かれそう。


ラブシーン・・・キスシーンのみあり
グロシーン・・・おう吐シーンあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・なし


 人気ブロードウェイミュージカルが映画化されました。出演はジェイミー・フォックスやキャメロン・ディアス。


 主人公・アニー(クワベンジャネ・ウォレス)は、クラスで人気者の小学生。彼女に両親はおらず、助成金目当ての嫌味な元歌手・ハニガン(キャメロン・ディアス)の下で、他の4人の養女と共に育てられていました。そんな彼女の放課後の日課は、自分が置き去りにされたレストランに出かけ、その向かいで両親が現れるのを待つこと。しかし、一向に両親は来ず、ハニガンのイビりもひどくなるぱかりで、アニーは辛い毎日を過ごしていました。


 一方、同じニューヨークでも富裕層の街に暮らす、巨大携帯電話会社のCEO、ウィル・スタックス(ジェイミー・フォックス)。彼は市長選挙に立候補しており、キャンペーンのためのイベントや企画に躍起になっていました。しかし支持率は芳しくなく、現職の市長に押され気味。おまけに生粋の潔癖症の彼は、市民との触れ合いもままならず、ホームレスのための炊き出しをすれば、
「食べてみろ。」
と言われたポテトを、不味くて吐き出してしまう始末でした。


 そんなある日、ハニガンの家を福祉局の調査員が訪れます。その調査員がふとしたはずみで落とした資料を拾ったアニーは、それが自分達の資料だと気がつき、図書館に行くふりをして、すぐに福祉局で内容を聞き出そうとします。しかし、自分が知っている以上の成果は得られませんでした。その帰り道、不良に追いかけられている野良犬を見かけたアニー。彼女はすぐに、助けようと後を追いかけます。一方その頃、ウィルは乗っていた車がエンストを起こし、やむなく1人で歩いて帰るところでした。そんな2人が、偶然路地でぶつかり、轢かれそうになったアニーを、ウィルが助けます。その時はそれだけで終わりましたが、その様子を偶然撮影していた市民が、動画をネット上に投稿。ウィルの支持率が急激に上がり始めます。これをチャンスだと捉えたウィルの選挙参謀・ガイは、アニーが孤児だと調べあげ、
「彼女とランチをして、支持率を押し上げよう。」
と提案。子供嫌いなウィルは乗り気がしませんが、渋々アニーをランチに招待します。しかし、そんな大人達の企みを見抜いていたアニーは、
「私と暮らせば、もっと支持率が上がるよ。」
と言い出し、かくしてアニーとウィルの奇妙な同居生活が始まります。最初は嫌々だったウィルでしたが、やがてアニーの純粋な心に、少しずつ惹かれ始めていくのでした・・・。


 子供ながらにも明るく前向きな気持ちを忘れないアニーは、どこかたくましさも感じさせてくれ、観ていてとても元気づけられます。また、そんなアニーを最初こそ利用しようと考えていたウィルが、次第にその純粋さに感化されて変わっていく様にも、非常に好感が持てます。そしてそんなアニーの心が、ハニガンや周りの人間の心までも動かしていくのが、また感動を呼びます。“優しさの連鎖”とでも言うべきこの感動を、是非とも劇場で味わっていただきたいです(笑)。


 原作の世界観とは結構異なり、コミカルなシーンも多いので、その辺りは賛否がありそうなところですが、笑って泣けるミュージカル作品ですので、是非是非ご家族皆さんでご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※クワベンジャネ・ウォレス・・・本作の主役・アニー役の女の子。どこかで観たことあると思ったら、「ハッシュパピー バスタブ島の少女」の主役の女の子でした。この時は6歳の女の子役でしたが、今回のアニーは小学校高学年ということで、月日が経つのは早いものですね(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<笑いたい>


「映画の通信簿2014」発売しました!!
Amazon限定販売ですので、「映画の通信簿2014」で検索下さい♪