ジョーカー・ゲーム | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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周到な計画と生きる執念。さながら戦時下のルパン三世!?


2015年1月31日公開
監督:入江悠
出演:亀梨和也・深田恭子・伊勢谷佑介 他


【賛否両論チェック】
賛:死ぬことを良しとせず、最後の最後まで諦めずに生きようとする主人公の姿が非常に魅力的。起死回生の逆転劇も痛快。
否:展開はかなりのご都合主義で、やや興冷めな感も。グロシーンもあり。


ラブシーン・・・あり
グロシーン・・・あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・拷問のシーンは結構怖いかも


 主人公が一流のスパイになっていくまでを描いた作品です。主演は亀梨和也さん。


 物語の舞台は、第二次大戦直前の世界。日本陸軍の訓練兵だった青年(亀梨和也)は、訓練中に重い病気の同僚を助けていたところを上官にとがめられ、殴られてしまいます。動けなくなっている同僚に執拗な暴行を続ける上官に、青年は思わず殴りかかり、誤って死なせてしまいます。当然青年は軍法会議にかけられ、死刑を宣告されます。ところが刑の執行直前、青年は謎の男・結城(伊勢谷友介)によって、その命を助けられるのでした。


 青年が結城に連れてこられたのは、軍の諜報組織“D機関”。そこでは青年同様に集められた者達が、スパイになるために日々訓練を受けていました。青年は、見た物を一瞬で覚えてしまう抜群の記憶力や観察力、そして類まれな身体能力で、すぐにその頭角を現していきます。そんな彼はある日、
「ゲームをしないか?」
とポーカーに誘われますが、実はこのポーカー、周りのギャラリーが相手の手札を教えており、“誰を味方につけるか”が重要なゲーム。すぐにそのことに気づいた青年でしたが、彼を小馬鹿にする三好(小出恵介)との間でケンカとなり、取り乱した三好が発砲。やってきた結城は、
「感情を消せぬ者に、スパイなど到底不可能。」
と、三好をクビにしてしまうのでした。


 その頃世界では、ドイツに雇われた科学者が、新型爆弾を開発。しかし、直後に何者かによって科学者は殺害され、その設計図・通称“ブラックノート”もどこかへと消えてしまいます。アメリカ・ドイツ・イギリス・ソ連と、各国のスパイが血眼になってその行方を探す中、日本もそこへ介入。青年は“嘉藤次郎”となり、ブラックノートを入手するべく、東南アジアのとある商業都市に潜入します。最有力な容疑者は、アメリカ大使のグラハム。早速グラハムに近づき、屋敷に出入りするようになった嘉藤は、そこで謎めいたメイド・リン(深田恭子)と出逢います。どこか引っかかるものを感じながらも、ノートを探して夜のグラハム邸に忍び込んだ嘉藤は、リンがグラハムに乱暴されそうになっているのを目撃。とっさの機転で彼女を助けますが、その頃から嘉藤は少しずつ彼女に惹かれていくのでした・・・。


 “死は最悪な選択”とし、最後の瞬間まで諦めずに生き延びようと戦う主人公の姿に、感銘を受けます。そしてそんな彼をサポートするように張り巡らされた、様々な仕掛けや協力者の存在が、観ていてまた痛快です。


 際どいところを上手いこと切り抜けていく様子は、かなりのご都合主義でもありますが、その辺は深く突っ込まずに観た方が楽しいかと。ちょっぴり大人向けの痛快娯楽ムービーです。


【ワンチャン・ポイント】
※入江悠監督・・・本作の監督さん。代表作は結構ミュージック映画が多く、「SR サイタマノラッパー」シリーズや「劇場版 神聖かまってちゃん」、最近だと「日々ロック」なんかもそうですね。その点では、本作の監督というのは少し意外な感じがします。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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