劇場版 神戸在住 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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自信をなくした全ての人へ。元気をもらえる爽やかヒューマンドラマ!!


2015年1月17日公開
監督:白羽弥仁
出演:藤本泉・菅原永二・柳田小百合 他


【賛否両論チェック】
賛:自分に自信が持てない主人公が、周りの愛情や心動かされる芸術との出逢いで、少しずつ変わっていく様子に感動。
否:震災の話題自体はあまりメインではないので、その辺りの期待外れはありそう。展開も静かなので、眠くなるかも。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・基本的にはなし


 阪神・淡路大震災20周年/サンテレビジョン開局45周年記念作品です。震災を知らない大学生達の姿を描きます。


 主人公の桂(藤本泉)は、この春から神戸の大学に通う1年生。父親の仕事の都合で神戸に引っ越してきたばかりの彼女は、とても内気で引っ込み思案な性格で、明るくてハッキリと物を言う関西の気風に、あまり馴染めないでいました。そんな彼女は、大学のオリエンテーションで偶然席が近くになった3人(しっかり者の和歌子・モデルだが飾らない洋子・お調子者の高美)と、半ば無理やり仲良くなります。


 ある日、1人で公園を通りかかってベンチに座った桂は、隣りに座っていた女性(竹下景子)から、お団子をもらいます。彼女は遠くに見えるマンションを指差し、
「昔はあそこに私達の家があった。でも震災で崩れ、住めなくなってしまった。」
と語ります。しかし、震災の日から2日後に産まれた桂は、当時のことをよく知らずに、戸惑ってしまうのでした。


 そんな桂には、神戸に来てどうしても逢いたかった人がいました。それは、交通事故で半身不随になりながらも、イラストレーターとして活躍している日広洋次。1年前、友人の中で1人だけ受験に失敗し、可愛がっていた猫とも死別してしまい、すっかり自信と元気をなくしていた桂を立ち直らせてくれたのが、他ならぬ日広の描いたイラストでした。彼の画廊を訪れたのがきっかけで、桂は憧れの日広の仕事を手伝うようになります。しかし、相変わらず神戸の街には馴染めずにいる桂。そんな彼を、和歌子達や日広は温かく見守るのでしたが・・・。


 他人と上手く話せず、すぐに周りと比べてしまい、
「私なんて・・・」
が口癖の主人公が、
「君は君のままでイイんだよ。」
と言ってくれる人達に出逢い、少しずつ人間的に大きくなっていく様子に、思わず涙腺が緩くなります。個人的には、松尾貴史さん演じる、ゲイで元オペラ歌手の喫茶店のマスターの役がステキです(笑)。その反面、あまり震災自体をメインにしたお話ではないので、その辺り、
「想像していたものとは違った・・・」
という印象があるかも知れません。


 とはいえ、途中で震災当時の実際の様子が流れたり、東日本大震災のことが出てきたりと、震災がお話とは切っても切れない存在であることもまた事実。大切なことを忘れないためにも、大切な人と是非ご覧になっていただきたい作品です。


【ワンチャン・ポイント】
※藤本泉さん・・・本作の主演で、とてもほんわかした雰囲気のステキな女優さん。最近では他にも、「小川町セレナーデ」での偽オカマバーの店員役ですとか、「アオハライド」での主人公の親友役、そして「紙の月」での池松壮亮さんと浮気する同級生役などでご出演。今後ますます期待の方ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


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