ロスト・フロア | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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真実はどこに?見事なシチュエーション・サスペンス。


2015年1月24日公開
監督:パトクシ・アメズカ
出演:リカルド・ダリン
ベレン・ルエダ 他


【賛否両論チェック】
賛:限定された空間で突然失踪した子供達の謎と、焦って暴走していく父親の様子が、見事に描写されている。同じようなシーンが多いが、退屈しない。
否:真相は案外ひねりがなくて、あっさりしすぎた感がある。ツッコミどころも結構残る。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・なし
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・基本的にはなし


 腕利きの弁護士の子供達が、ふとした瞬間に失踪してしまうというサスペンスです。


 主人公・セバスチャンは、腕利きの弁護士。現在も精肉王・ヴァルッティの弁護団の1人として、精力的に活動していました。しかし、私生活では妻のデリアとあまり上手く行っておらず、別居中で離婚も切り出されていました。それでも、2人の子供・ルカとルナの毎朝の見送りだけはセバスチャンの仕事となっており、その朝も彼は子供達を送るべく、妻の住むマンションの7階へと向かいます。


 妻は先に出かけ、セバスチャンもルカとルナを連れて家を出ます。3人は普段から“階段競争”と称して、セバスチャンはエレベーターで、ルカとルナは階段で降り、どちらが早いかを競っていました。今回も同様に競争を始め、セバスチャンはエレベーターで1階へと降りますが、いつまで経っても2人は降りてきません。入口にいた管理人のミゲルも、2人のことは見ていないとのことでした。


 最初は2人の悪ふざけだと思っていたセバスチャンでしたが、時間が経つにつれ、次第に焦り始めます。折しもその日は、ヴァルッティの大切な公聴会が開かれる日。
「どうして来ないのか!?」
という催促の電話がかかってくる中、セバスチャンは必死にルカとルナを探してマンション中を回りますが、2人は一向に見つかりません。デリアもすぐに帰宅。やがて、事情を聞いた3階に住む警視・ロサレスも協力を申し出、事態はますます予断を許さなくなります。“身代金目的の誘拐事件”という考えもちらつき始めた矢先、心配していた身代金要求の電話がかかってくるのでしたが・・・。


 〝マンションの階段”という限られた空間で突如失踪した子供達の謎が、物語の雰囲気を引き立たせます。同時に、子供の無事を最優先に考え、大切な仕事も省みずに捜索を続ける主人公の姿も、どこか哀愁が漂っていて胸に響きます。反面、真相は意外と単純で、少し消化不良な感があるのもまた事実です。終わり方は結構あっさりしています。その辺り、もうひとひねりあると、もっとハラハラ出来た感じはします(笑)。


何はともあれ、純粋に謎解きも楽しめるような作品には仕上がっています。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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