あと1センチの恋 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

<ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

観たい映画に迷った時は、このムービーナビをご活用下さい。現在公開中の映画の中から、目的や好みに合わせた映画を探せます。

※「声に出して読みたい映画のセリフ in 2018」 4月8日発売♪

超現実路線で問いかける、〝男女間の友情”とは・・・?


2014年12月13日公開
監督:クリスチャン・ディッター
出演:リリー・コリンズ
サム・クラフリン 他


【賛否両論チェック】
賛:男女間の揺れ動く微妙な友情を見事に体現。主人公を受け入れる両親や、親友の飾らない励ましなど、他人の温かさを実感出来る作品。
否:清純な恋愛モノというよりは、妊娠や子育てと向き合う現実的な路線なので、好みは分かれそう。展開もやや予定調和か。


ラブシーン・・・結構あり
グロシーン・・・おう吐のシーンなどあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 友情と愛情の狭間で揺れ動く、1組男女の恋模様を描いた作品です。主演はリリー・コリンズ。


 イギリスで暮らす主人公のロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、高校の同級生。18歳になったある夜、2人はパーティーでしこたま酔っ払い、アレックスが記憶をなくしたロージーを家まで送り、翌朝まで2人で爆睡していました。そんなロージーとアレックスは、お互いを“親友”と認識しており、恋愛感情は抱いていませんでした。ロージーの夢は、いつか自分のホテルを持つこと。アレックスの夢は医者になることで、その夢を叶えるべく、ボストン大学の試験を受けます。そして彼に薦められ、ロージーもまたボストン大学の試験を受けるのでした。同時にアレックスは、意中の同級生・ベサニーを射止めるべく、ロージーに色々と相談をします。一方のロージーも、同級生のグレッグから熱烈なアタックを受け、まんざらでもない様子。2組の男女は同じパーティーに繰り出し、それぞれがイイ雰囲気になっていきます。しかしその一方で、ロージーとアレックスの心中は、どこかお互いに複雑な想いでもありました。


 そんな時、グレッグの不注意により、ロージーが妊娠してしまいます。グレッグはすぐに逃げ出してしまい、ロージーは途方に暮れてしまいます。彼女はすぐにアレックスに相談しようとしますが、折しも2人の下にはボストン大学の合格通知が届いており、喜ぶアレックスを前に、とうとうロージーは妊娠の事実を言えずじまい。
「私は後から行くから。」
と嘘をつき、笑顔でアレックスを送り出すのでした。


 最初は、産んだ子供を養子に出そうと考えていたロージーでしたが、“ケイティ”と名付けたお腹の赤ちゃんを可愛がるうちに、愛しさが込み上げてくるようになります。そして、ようやく産まれたケイティを抱いたロージーは、自分で子供を育てる決心をします。一方のアレックスは、ボストンで同級生のサリーと恋仲に。こうして2人の関係は、少しずつすれ違っていくのでしたが・・・。


 基本的には「男女間の友情」をテーマを軸に話が進んでいきます。愛する人がいるはずなのに、本当にその人といて幸せなのかと自問自答しては苦しみ、そして少しずつ真実の“愛”に気づいていく。その過程が深く考えさせられます。反面、次第に心変わりしていく主人公達の様子や、性描写を割とコミカルに描いていく雰囲気は、好き嫌いが分かれそうなところです。


 展開もあらかた予定調和な感も否めませんが、「親子の愛」「親友ならではの愛」など、様々な愛の形を実感出来る作品でもあります。ラブシーンさえ平気であれば、是非ご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※リリー・コリンズ・・・本作の主演です。リリー・コリンズといえば、ジュリア・ロバーツと共演した「白雪姫と鏡の女王」が有名ですが、他にもテイラー・ロートナーの相手役を務めた「ミッシングID」や、妖魔と戦うハンターになる少女を演じた「シャドウハンター」などでも、その魅力を存分に発揮されています。キリッとした眉毛が印象的ですね(笑)。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/