ホビット 決戦のゆくえ | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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予備知識は必須。壮大な旅の終わり。

2014年12月13日公開
監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーティン・フリーマン
イアン・マッケラン
リチャード・アーミテージ 他

【賛否両論チェック】
賛:それぞれの国の存亡を賭けた戦いが、壮大なスケールで描かれる様に圧倒される。「ロード・オブ・ザ・リング」との絶妙なリンクも面白い。
否:前作までの知識がないと、訳が分からないまま終わってしまいそう。上映時間も長いので、観ていて疲れるかも。

ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・殺害シーン多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・オークのシーンは結構怖いかも


 あの「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚、その3部作の最終章です。


 前作で、邪悪な竜の退治に失敗し、山里に解き放ってしまったドワーフ達。竜はバルド(ルーク・エヴァンス)がいる湖畔の町を襲い、吐き出す業火で町を火の海に変えていきます。町に残っていたキーリ達ドワーフも、命からがら逃げ出しますが、牢に捕らえられていたバルドは、脱出するや否や、竜を倒すべく、弓を片手に鐘つき堂に登ります。弓の名手であるバルドは、矢を次々と竜に浴びせますが、鋼の鱗を持つ竜に、矢はことごとくはねつけられてしまいます。その様子を舟の上から発見したバルドの息子は、黒鋼の矢を拾い上げ、周りの静止も振り切り、バルドの下へと向かいます。息子と合流したバルドは、あざ笑う竜の首元の急所めがけ、黒鋼の矢を放ちます。矢は見事に急所を貫き、竜はもんどり打って絶命します。


 バルドが竜を倒した話は、瞬く間に中つ国を駆け巡り、バルドは一躍人々のリーダーになっていきます。しかし、これで平和が訪れるかと思いきや、現実はその真逆。今度は竜が抱え込んでいた山の金を狙い、様々な国の思惑が交錯していきます。中でも、ドワーフの王子、トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテージ)は、その財宝に囚われ、立てこもるよう仲間達に命じます。一方でトーリンは、王の証であるアーケン石を必死に探しますが、なかなか見つかりません。それもそのはず、実はアーケン石は、ひと足早くホビットのビルボ(マーティン・フリーマン)が見つけ、隠し持っていたからです。ビルボは、石を手にしたトーリンが、権力に固執してしまうことを恐れ、わざと石を渡さないようにしていたのでした。


 やがて山の麓には、焼け出されたバルド達と、金を手に入れようとするエルフ軍が到着。城壁を挟んで、トーリン達とのにらみ合いが続きます。その頃、サウロンによって捕らえられていたガンダルフ(イアン・マッケラン)は、サルマンら仲間の魔法使い達によって救出され、オークのボルグの軍団が侵攻を始めたことを伝えるべく、はなれ山へと急ぎます。また、かつてのオークの根城・グンダバドを探っていたレゴラス(オーランド・ブルーム)は、こちらにもオークの別な軍団を発見。はなれ山の背後から急襲する計画を悟ったレゴラスは、彼もまた山へと向かいます。こうして役者は揃い、ドワーフ・エルフ・人間・そしてオークと入り乱れての壮絶な戦い、後に「5軍の合戦」と呼ばれる戦いの火蓋が切って落とされるのでした・・・。


 さすが「ロード・オブ・ザ・リング」の世界観だけあって、合戦のスケールは桁外れ。並みいる敵を相手に大暴れする登場人物達も、また痛快です。一方で、正気を取り戻したトーリンが、
「皆がもっと、金なんかよりも家族を愛すれば、世界はもっと美しくなる。」
と語るように、欲にまみれた人々の姿や、そんな中でも本当に大切なものを見失わない者達の行動が、また感動を呼びます。


 ただし続き物で、特に前回までの復習をしてくれるわけでもないので、予備知識は必須です。また、「ロード・オブ・ザ・リング」との絶妙なつながりも結構出てくるので、是非他の作品を全て観た上で、ご覧になってみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※ルーク・エヴァンス・・・本作では、弓の名手である漁師・バルド役。人間達のリーダーになる重要な役どころ。「ドラキュラZERO」でも、民を守るために、自ら闇の力と契約するリーダーを演じていらっしゃいます。逆に「ワイルドスピード EUROミッション」では、冷徹な敵のリーダーを好演。善でも悪でも、“リーダー役”が似合う方ですね。

オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>

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