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“開かされる手と秘められる手”。ド派手なアクションで紡がれる、華麗なトリック。


2014年12月5日公開
監督:ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ
出演:アーミル・カーン
カトリーナ・カイフ
アビシェーク・バッチャン 他


【賛否両論チェック】
賛:度肝を抜くスレスレのアクションの連続に、思わず息を飲む。華麗なトリックの正体や、そのトリック故に生まれてくるトラブルが、ストーリーをより盛り上げていく。切ないラストも魅力。
否:お話が長くて、観ていて疲れそう。歌やダンスが入ったり、雰囲気が急にガラッと変わるのも、好みが分かれるところか。


ラブシーン・・・キスシーンのみあり
グロシーン・・・ゲップのシーンだけあり(笑)
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・なし


 インド発のアクション映画です。


 全ての始まりは、1990年のシカゴ。小さなサーカス団「大インド・サーカス」の団長を父に持つ少年・サーヒルは、質屋で指輪と腕時計を換金し、25ドルを手に入れます。帰り道、不良グループのカツアゲに遭いますが、サーカス仕込みの軽やかな身のこなしで建物の上に駆け上がり、難なく逃げおおせます。サーカスに帰ってきたサーヒルは、持ち帰った25ドルを父親に差し出します。実はサーカスは経営難で、銀行の融資も打ち切られる寸前。それを知っていたサーヒルは、少しでも父親の力になろうとしたのでした。翌日、彼らは銀行の長・アンダーソンの前で興行を披露しますが、アンダーソンが下した決断は、融資の打ち切り。必死に食い下がるサーヒルを、父親は、
「物乞いみたいな真似はよせ。尊厳は自分の手で手に入れろ。」
と諭すと、その場で拳銃自殺をしてしまうのでした。


 月日は流れ、現在のシカゴ。アンダーソンのシカゴ・ウェスタン銀行は、順調な成長を遂げていました。そんな銀行の前で物乞いをする、1人の老人。彼がふと空を見上げると、銀行の建物から無数の紙幣が舞い降りてきます。騒然とする路上を目がけて、上からワイヤーをつたって1人の男が駆け降りてきます。彼は呆気に取られる老人に微笑むと、迫ってくる警官隊を嘲笑うかのように、オートバイで逃走を開始。人間離れした運動神経を見せつけながら、街中を疾走しますが、とある立体駐車場に追い込まれてしまいます。警官隊が周りを包囲し、万事休すかと思われた次の瞬間、上の方の階からワイヤーが放たれると、それをつたってオートバイは逃走。まんまと逃げ切ってしまうのでした。


 襲われた金庫には、ヒンドゥー語で「銀行家よ、地獄でくたばれ!!」との文字と、笑うピエロの仮面が残され、アンダーソンは激怒します。実は一連の犯行は、アンダーソンと彼の銀行への復讐に燃える、サーヒルによるもの。大インド・サーカスも規模を拡大しつつ存続しており、彼はその団長として活動を続けながら、裏では神出鬼没の盗賊として、シカゴ・ウェスタン銀行を狙い続けているのでした。一方、手がかり1つ掴ませない盗賊に業を煮やした市警は、インド警察に協力を要請。ムンバイ市警から凄腕刑事のジャイと、女性に目がないお調子者のアリーが招へいされます。一連の犯行が、銀行への恨みによるものだと感じたジャイは、テレビ番組で犯人を挑発。それを見たサーヒルも一計を案じ、
「今回の犯人は、かつて自分のサーカスにいた奴だと思う。」
と、敢えてジャイに接触を図るのでしたが・・・。


 まず、アクションが桁外れなのに驚きです。重力無視のド派手なアクションに、圧倒されること請け合いです。そして、さすがインド映画なだけあって、絶妙なタイミングで入ってくる歌とダンスが、思いのほか魅了されてしまいます。意外性のあるトリックも、個人的には好きですね(笑)。


 難点を挙げるとすれば、如何せんお話が長いこと。展開も、前半はサスペンス色が強いのに比べて、後半は急にコミカル要素やラブロマンスが加わってくるのも、評価が分かれるところでしょうか。


 何はともあれ、ハラハラして→笑って→少し泣ける、そんな作品です。長いので、お時間がある時に是非ご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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