くるみ割り人形 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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子供向きだけど子供には怖い?不思議な世界の不思議なファンタジー。


2014年11月29日公開
監督:増田セバスチャン
出演(声):有村架純・松坂桃李・広末涼子 他


【賛否両論チェック】
賛:シンプルなストーリーの中に、「無償の愛」という普遍的なテーマが上手く織り込まれている。家族でもデートでも観られそう。
否:子供向けのお話なのに、作品の雰囲気が結構怖かったりするので、小さすぎる子供には不向きかも。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・雰囲気は結構怖いかも


 あのサンリオの製作によるアニメーションです。声の出演は、有村架純さんや松坂桃李さんです。


 主人公・クララ(有村架純)は、小さな国の王女。婆や(由紀さおり)に夜更かしを咎められながらも、翌日に控えた〝いとこ”のフランツ王子(松坂桃李)の帰国を心待ちにしていました。そんなクララの下に、広間の大時計を直していた叔父のドロッセルマイヤー(市村正親)がやってきます。クララはドロッセルマイヤーの持ち物の中に、古びたくるみ割り人形を発見。一目で気に入ったクララは、半ば強引にその人形をもらい受けます。するとドロッセルマイヤーは、
「目を開けている時は見えなくて、目を閉じると見えるものは何だ?」
という謎かけをして、去っていくのでした。


 ところがその日の深夜、ふとクララが目を覚ますと、枕元に置いたはずのくるみ割り人形がありません。慌てて部屋を見回すと、なんと何匹ものネズミが人形を持ち去ろうとしているところでした。クララは驚いてネズミ達を追いかけ、なんとか広間で人形を取り返します。しかし次の瞬間、もっと大勢のネズミに囲まれたかと思うと、巨大な2つの頭を持つ白ネズミの女王・マウゼリンクス夫人(広末涼子)が現れます。マウゼリンクスは人形を奪うよう指示。薄れゆく意識の中でクララが目にしたのは、自らネズミ達と戦い始めるくるみ割り人形の姿でした。


 翌朝クララが目覚めると、人形もネズミ達も消えていました。クララはすごい熱があり、婆やは慌てて医者を呼びに走ります。それでもくるみ割り人形の行方が気になるクララは、再び広間へ。そして大時計の中を覗いたクララは、中にどこかへ続く広大な世界が広がっているのを発見。その向こうにドロッセルマイヤーの姿を目撃した彼女は、迷うことなくその中へと飛び込んでいくのでした・・・。


 まず、子供向けの作品のはずではありますが、音楽や雰囲気など、子供にしてみると結構怖そうな描写が続きます。今ひとつ、ターゲット層が分かりにくい映画ではあります。そんな中でも、醜い人形に心からの愛情を注ぎ、命を賭けて守ろうとする主人公の姿は、純粋に観る人の心に響きます。「愛」という一見分かりづらいものを、上手く形にしている作品とも言えそうです。


 声のご出演もかなり豪華なキャストが勢揃いしていますので、気になる方がいらっしゃいましたら、是非ご覧下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※松坂桃李さん・・・本作では、フリッツ王子・フランツ王子の声をご担当。言わずと知れた人気俳優さんで、有名な出演作では「僕たちは世界を変えることができない。」「ツナグ」「風俗行ったら人生変わったwww」「今日、恋をはじめます」「ガッチャマン」「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」辺り。来年1月には「マエストロ!」も公開されますね。個人的には、見習い料理人役で主演された「グッドカミング トオルとネコ、たまに猫」がお気入りです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<深く考えたい>D


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