刺さった男 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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命か金か。究極のシチュエーション・サスペンス。


2014年11月22日公開
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:ホセ・モタ
サルマ・ハエック 他


【賛否両論チェック】
賛:極限状態に置かれた主人公を通して、「命を大事にするか、お金を稼ぐか」の、究極の選択に考えさせられる。シリアスな中にも、フッと笑える要素があるのもイイ。
否:当然ながら、グロシーンもあり。終わり方も好みが分かれそうなところか。


ラブシーン・・・キスシーンのみあり
グロシーン・・・手術のシーンなどあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・なし


 ひょんなことから頭に鉄骨が刺さってしまった元広告マンの、一発逆転の救出劇を描いた作品です。


 主人公のロベルト・ゴメス(ホセ・モタ)は、失業中の広告マン。今日も面接に出かける彼を、妻のルイサは敢えて笑顔で送り出します。しかし、その日の彼の運勢は散々。コーヒーを淹れようとしたら、上から作業員が落とした水が降ってくるわ、旧友のツテで受けた面接は冷たくあしらわれるわ、帰りがけに絡まれた物乞いには突き飛ばされるわで、何一つツキがありませんでした。


 そんなロベルトでしたが、最愛の妻との結婚記念日が近いことを思い出し、新婚旅行で行った“ホテル・パライソ”を予約しようと、電話をかけます。ところが、当のホテルは既になくなっており、跡地には博物館が出来るとのこと。それでも現地に赴いたロベルトは、市長がメディア向けのお披露目ツアーを行っている場面に巻き込まれます。なんとか抜け出したロベルトでしたが、館内を勝手に歩いているところを警備員のヴィクトリオに見とがめられ、とっさに逃走。逃げた先でクレーンに宙吊りになってしまい、とうとう広場に転落してしまいます。


 慌てたヴィクトリオが駆け付けると、ロベルトの頭には、地面から飛び出していた鉄骨が刺さっていました。騒ぎを聞きつけた市長は、なんとか報道陣に知られまいとしますが、事態はすぐに知られてしまい。全国ネットの大騒動になってしまいます。すぐに妻のルイサも駆けつけますが、事態を「自分が有名になって、広告料を稼ぐチャンス」と捉えたロベルトは、知人のエージェント・キコに連絡をとり、やり手の広告マン・ジョニーを呼び寄せるのでした・・・。


 まさに「命とお金、どちらが大事?」という映画です。ロベルトとルイサは勿論のこと、体裁を気にする市長や、歴史的建造物を壊す救助に反対する館長、そしてロベルトの事故を食い物にするマスメディアと、それぞれがそれぞれの立場からの、究極の選択を迫られていきます。そんな中、一貫して“夫の命”を主張して譲らないルイサの姿が、また感動を誘います。


 “頭に鉄骨が刺さる”というシチュエーションなので、当然グロいシーンもありますが、なかなかあり得ないストーリーなので、怖いもの見たさにご覧になってみるのもありかと思います。


【ワンチャン・ポイント】

※今回はお休みです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


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