寄生獣 PART1 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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かなりグロいがテーマは重要。人間の在り方を問う意欲作。


2014年11月22日公開
監督:山崎貴
出演:染谷将太・深津絵里・橋本愛 他


【賛否両論チェック】
賛:原作などの知識は不要。寄生生物の存在を通して、人間としての生きる理由や、あるべき姿を問うているのが見事。新一が少しずつ変わってしまう様子も、考えさせられる。
否:人間を食べるシーンなど、グロシーンがかなり多い。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・捕食シーンなどメッチャあり
アクションシーン・・・結構あり
怖シーン・・・寄生生物のシーンはかなり怖いかも


 人気マンガの実写映画化・前編です。主演は染谷将太さん。


 「地球上の誰かがふと思った。みんなの命を守らなければ・・・」物語は、そんな問いかけから始まります。とある星降る夜、海から無数の小さな生命体が、海岸に上陸してきます。彼らは密かにコンテナに潜り込むと、街中へ進出。寝ている人間の耳から侵入し、脳を奪い取って寄生してしまいます。主人公・泉新一(染谷将太)の枕元にも、寄生生物が近づきます。ところが、新一は寝ながらイヤホンで音楽を聴いていたため、耳から侵入することが出来ません。やむを得ず鼻から侵入しようとする寄生生物でしたが、新一に気づかれてしまい、とっさに新一の右手の指先から体内に侵入します。突然のことに慌てた新一は、腕を縛ってなんとか寄生生物を食い止めようとしますが、右腕には何かがうごめいています。しかし、物音を聞きつけてやってきた母(余貴美子)には、寝ぼけていると軽くあしらわれてしまいます。


 他の人間に寄生した生物達は、母体の家族や周りの人間を食べ始め、彼らのいた後には無残な人間の残骸が残ります。同じような現象は世界各地で起きており、事情を知らない人間達は「ミンチ殺人」と呼んで恐れ始めます。一方で新一の右手も、勝手にクラスメートの里美(橋本愛)の胸をつかんだり、落とした消しゴムを拾おうとしたら腕が伸びたりと、不可解な現象が起こり始めます。気になって似たような現象をインターネットで調べていた新一。痛みを感じないのでカッターで右手をつついていると、突然右手の甲に目玉が現れたかと思うと、急に指先が牙に変わり、新一に襲いかかってきます。慌てふためく新一に、右手は、
「コトバ・・・オシエロ・・・」
と呟いてくるのでした。


 翌朝。新一が寝ている間にも、インターネットや本を閲覧していた右手。一夜にして日本語をマスターした右手は、自身を「ミギー」と名乗り、新一との共生を始めます。彼によると、寄生生物は宿主の脳を奪い取り、寄生。人間のみを捕食対象とし、栄養源としているのだとか。ミギーは新一の脳を奪えなかったが、右腕に寄生したお陰で宿主が生きているので、人間を食べなくても栄養を補給出来るとのこと。一見信じがたい話でしたが、すぐに新一は、寄生生物が中華料理屋の店主に寄生し、客の人間を食べ散らかしている現場に遭遇。ミギーが彼を倒したために事なきを得ましたが、寄生生物の脅威を目の当たりにします。そしてしばらくした後、今度は新一の学校に、寄生生物の田宮良子(深津絵里)が、新任教師として赴任してくるのでした・・・。


 まず、人間を食べる寄生生物のお話なので、描写はかなりグロいです。CG技術を駆使して、違和感なく寄生生物を表現されています。そんな寄生生物の出現を通して、人間の在り方が問われていくという、ある意味非常に皮肉なテーマです。何のために生まれてきたのか。人間にも寄生生物にも当てはまる共通のテーマを、敢えて人間にも投げかけてくる良子達の姿に、考えさせられるものがあります。ミギーの、
「『悪魔』という言葉を一通り調べたが、最もそれに当てはまるのは『人間』だと思うぞ。」
というセリフにも、深いものがあります。


 主人公・新一が寄生生物の細胞の影響を受けて、少しずつ冷酷に変わっていく様も見どころの1つです。グロいのが大丈夫な方に、是非オススメの寄生生物サスペンスです。


【ワンチャン・ポイント】
※東出昌大さん・・・本作では、寄生生物・島田役。今や押しも押されもしない人気俳優さんで、「桐島、部活やめるってよ」や「すべては君に逢えたから」、「クローズZERO」等々、映画出演が絶えません。12月公開の「アオハライド」でも、主演の本田翼さんの相手役を務められています。これからもますますの活躍に期待です。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ハラハラしたい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/  


【追記】
縁あって応援させていただいていた、ミスキャンパス同志社2014ファイナリストの野瀬悠未さんが、準ミス同志社を獲得されました!!おめでとうございます!!