西遊記 はじまりのはじまり | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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シュールな笑いがてんこ盛り。完全大人向けの〝新”西遊記。


2014年11月21日公開
監督:チャウ・シンチー
出演:ウェン・ジャン
スー・チー
ホァン・ボー 他


【賛否両論チェック】
賛:コミカルなシーンが多く、キャラクターのブッ飛んでいるので、何も考えずに軽い気持ちで観られる。
否:笑いがシュールなので、好き嫌いは分かれそう。グロシーンなんかがあるので、子供にはやや不向きか。


ラブシーン・・・お色気シーンがあり
グロシーン・・・殺害シーンなど多数あり
アクションシーン・・・メッチャあり
怖シーン・・・妖怪登場のシーンは少し怖いかも


 チャウ・シンチー監督最新作、あの西遊記の前日譚が映画化されました。吹替版の声の出演は、斎藤工さん・貫地谷しほりさん・山寺宏一さんなど。


 山間のとある川沿いの村。川辺で父親と戯れる小さな少女。父はいきなり川の中から顔を出し、子供を驚かせますが、次の瞬間、川面を引きずり回され、最後には血だまりを残して消えてしまいます。その後、村人達に呼ばれた腕に覚えのある道士がお祓いを行い、大きなエイが引き上げられます。道士はこれで安全だと告げ、村人達も大喜びしますが、そこへ1人異を唱える者が現れます。彼こそが、若き日の三蔵法師・玄奘(声:斎藤工)でした。しかし、道士の言葉を疑わない村人達によって、彼は縛り上げられてしまいます。


 村人達はすっかり安心しきってしまい、次々と川へ入り始めますが、玄奘はふと遠くの川面に、巨大な怪しい影を見つけます。彼の叫びも虚しく、巨大な影は村人達に襲いかかり、村人達は次から次へと食べられてしまいます。その巨大な魚のような妖怪は、陸にいた村人も尻尾で捕まえると、水の中へと引きずり込んでいきます。そしてとうとう、父親を亡くしたあの少女までもが、妖怪の餌食になってしまうのでした。


 その頃、ようやく自力で縄をほどいた玄奘は、壮絶な戦いの末に、妖怪を陸に打ち上げることに成功します。やがて人間の姿に変わった妖怪を前に、玄奘は何やら準備を始めます。実は今の玄奘は、修行中の妖怪ハンター。彼は妖怪の中にある良心を呼び起こすという方法で鎮めようとしますが、あえなく失敗し、妖怪は玄奘に殴りかかってきます。するとそこへ1人の女性が割って入り、妖怪を封印します。彼女は同じく妖怪ハンターのダン(声:貫地谷しほり)。彼女は玄奘のやり方に疑問を呈しますが、師匠のやり方を信じて疑わない玄奘は再び、今度は人を喰らうという豚の妖怪を鎮めるべく、単身山奥へと向かうのでした・・・。


 西遊記とはいえ、結構グロいシーンやお色気ネタもあるので、どちらかといえば大人向けです。イメージとは違って軟弱で頼りなく、でも自らの信念を命懸けで貫こうとする三蔵法師の姿が、自然と心に残ります。とはいえ内容そのものは、シュールな笑いが随所にちりばめられた、大人が笑えるストーリーに仕上がっています。出てくる登場人物達も、みんな一癖も二癖もあるようなキワモノばかりで、その辺りも遊び心が満載。何も考えずに観られます。


 笑いの好みは分かれそうですが、あの超有名なお話の誰も見たことのない始まりを、是非劇場でご覧になってみて下さい。


【ワンチャン・ポイント】
※ホァン・ボー・・・本作では孫悟空役として、かなりブッ飛んだ演技をなさっています。最近では他にも、リメイクされた「101回目のプロポーズ SAY YES」での武田鉄矢さんポジションの役(笑)や、「ハーバー・クライシス 湾岸危機」にも、主人公の相棒役で出演されています。


オススメジャンル&オススメ度・・・<ストレス発散したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/  


【追記】
縁あって応援させていただいていた、ミス埼大2014ファイナリストの甲斐晴菜さんが、本番を無事に終えられたそうです。お疲れ様でした★