想いのこし | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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想いを伝える大切さと難しさ。〝最低男”の成長物語。


2014年11月22日公開
監督:平川雄一朗
出演:岡田正生・広末涼子・木南晴夏 他


【賛否両論チェック】
賛:最初はお金のことしか頭になかった主人公が、死者達の想いに触れて変わっていく様子が見事。死んだ者と生きている者との絆にも涙。
否:ラブシーンやポールダンスのシーンがあるので、親子で観るのは不向きかも。


ラブシーン・・・少しだけあり
グロシーン・・・基本的にはなし
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・基本的にはなし


 ちゃらんぽらんな主人公が、死んだ者の想いを伝えるために奔走します。主演は岡田正生さん。


 主人公・ガジロウ(岡田正生)は、ダフ屋の仕事で楽して金を稼ごうとする遊び人。女性もとっかえひっかえの、文字通り〝最低な男”でした。ところ変わって、都内のとあるキャバレー。ポールダンサーとして人気を博していたユウコ(広末涼子)・ルカ(木南晴夏)・ケイ(松井愛莉)の3人。この夜はルカの卒業公演でもあり、出番後の楽屋では世話役のジョニー(鹿賀丈史)も加えて、盛大にルカを祝福していました。ところがその帰り道、4人を乗せた乗用車の前に、儲けたお金をバラまいてしまったガジロウが飛び出してきたことから、彼らの運命は大きく変わってしまいます。次に4人が気がつくと、そこは病院。目の前では、今まさに自分達の遺体が、霊安室に運ばれていくところでした。


 どうやら、自分達は死んでしまったようだと悟るユウコ達。当然彼らの姿は誰にも見えず、もどかしさと虚しさが募るばかり。一方、幸か不幸か軽傷で済んだガジロウは、ユウコ達から慰謝料をせしめるべく、ユウコの家を訪れます。しかし家にいたのは、1人身になってしまったユウコの息子・幸太郎。10歳にしてしっかり者の幸太郎は、施設に入れようとする周囲を押し切り、
「後見人がいますので、1人暮らしで大丈夫です。」
と、家に戻っていたのでした。当然幸太郎はガジロウを怪しみ、追い返してしまいます。捨てゼリフを残して帰ろうとしたその時、ガジロウの前にユウコ達が現れます。
「私が見えるの?」
と驚くユウコに、困惑するガジロウ。しかし、彼らが事故で死んでしまった相手だと理解すると、慌てて「消えてくれ」と懇願します。しかし、当の4人も、成仏したくても出来ないのでした。


 その理由を、
「やり残したことがあるからなのでは?」
と推測したユウコ達は、唯一自分達が見えるガジロウに、自分達に代わって未練をやり遂げてほしいと告げます。最初は断固拒否していたガジロウでしたが、ルカから、
「貯めてたお金を全部あげる!!」
と提案され、急にやる気を出し始めます。そしてそこから、1人の〝最低男”と4人の幽霊の、奇妙な日々が始まるのでした・・・。


 亡くなって初めて知る家族や仲間のありがたさや、死んだ者の心残りが、伝えられないもどかしさと共にひしひしと伝わってきます。そんな中で、始めはお金のためだけに動き、それ以外のことには全く無関心だったガジロウが、ケイ達の想いを知り、伝えていくうちに次第に心揺さぶられていき、最後には自分からユウコと幸太郎のために奔走していく様が、純粋な感動を呼びます。主題歌のHY「あなたを想う風」もストーリーに見事にマッチしていて、感動をより際立たせています。


 〝ポールダンサー”という偏見を受けやすい世界にあって、それでも大切なものを守っていくために必死に生きていたユウコ達の〝想いのこし”を、果たしてガジロウがどのように伝えていくのか。必見です。


【ワンチャン・ポイント】
※木南晴夏さん・・・本作では、恋人との結婚式を夢見るルカ役。最近ブレイク中の若手女優さんで、「闇金ウシジマくんPart2」でのヒステリックな妻役や、「クローバー」での主人公の同僚OL役でお馴染みです。これからもその幅広い演技に期待大ですね。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/  


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミス東大2014ファイナリスト
NO.4
吉田菜季さん


是非投票よろしくです★
http://misscolle.com/misstokyo2014/vote