TWILIGHT ささらさや | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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世代を越えて紡がれる「親心」。笑いと涙のファンタジー。

2014年11月7日公開
監督:深川栄洋
出演:新垣結衣・大泉洋・中村蒼 他

【賛否両論チェック】
賛:子供を想い続ける親心や、大切な人を忘れられない気持ちが、時にコミカルな雰囲気の中で爽やかに描かれる。笑って泣ける感動作。
否:多少設定に無理がある感はあり。登場人物達も、どこか現実味は薄いキャラクターが多いか。


ラブシーン・・・なし
グロシーン・・・事故直後のシーンだけあり
アクションシーン・・・なし
怖シーン・・・いくつかあり


 妻子を残して死んでしまった男が、他人の体を借りて戻ってくるお話です。主演は新垣結衣さんと大泉洋さん。


 売れない落語家だったユウタロウ(大泉洋)はある日、交通事故に遭い亡くなってしまいます。物語は、彼の葬式から始まります。ユウタロウには、妻・サヤ(新垣結衣)と生まれたばかりの息子・ユウスケがいました。落語の一門や友人知人が集まる葬式の最中、ユウタロウの実の父親(石橋凌)がやってきます。父親は死んだと聞かされていたサヤは動揺しますが、そんなサヤに父は、
「君では子供は育てられないだろうから、私が育てる。」
と威圧的な態度をとります。実はこの時、気弱なサヤのことが心配でたまらなかったユウタロウは、成仏出来ずにサヤの傍らにいるのでしたが、いかんせん誰にも姿が見えないので、独りで父親に怒りをぶつけるしかありませんでした。そんな時、小さな奇跡が起こります。会場の外に休憩に出ていたユウタロウの師匠(小松政夫)の体に、ユウタロウが乗り移るのでした。早速サヤに逢いに行くユウタロウ。最初は師匠が冗談を言っているだけだと思っていたサヤでしたが、ユウタロウかサヤが抱いた時しか泣きやまないはずのユウスケが、師匠が抱くと泣きやむのを見て、彼の話を信じるようになります。ユウタロウは、父親がユウスケを取り上げようとしていると警告し、サヤを葬儀場から逃がすのでした。


 その後サヤはユウスケと共に、幼い頃叔母と暮らしていた家がある小さな町・ささらに辿り着きます。ところが、引っ越し業者のスタッフが1人、ついつい出来心で「貴重品」と書かれた段ボールをネコババしてしまいます。その中身は、ユウタロウの大切な位牌や遺影。それに気付いたネコババスタッフの祖母・お夏(富司純子)は、慌ててサヤのところへ返しに向かいます。今度はそんなお夏の体に乗り移ったユウタロウは、サヤと生前には出来なかった夫婦ゲンカをするのでした。


 そんなある日、電車に乗っていたサヤ。ところがユウタロウが泣きだしてしまい、傍にいた男に怒鳴られてしまいます。慌てて謝罪し、その場を去ろうとするサヤに、
「いちいち逃げんなよ!!」
と声をかける子連れの女性・エリカ(福島リラ)。スナックのママで気の強いエリカは、怒鳴った男に怒鳴り返しますが、気の弱いサヤは双方に謝り、丸く収めてしまいます。その後サヤとエリカは、町の健康診断で再会。役場で「ネグレクト(子育て放棄)をしているのでは?」と疑いをかけられ、イライラしていたエリカは、
「友達になってくれませんか?」
と呼びとめるサヤにも、どこかケンカ腰。それでもお互いに似たような境遇の2人は、すぐに親しくなります。しかし、ユウタロウの一件を信じないエリカは、サヤに新しいパートナーを紹介しようと、自分の店の常連の駅員・佐野(中村蒼)と引き合わせます。
「死んだ人が近くで見てるなんて、いつまでバカ言ってんの!?」
と憤るエリカでしたが、すると今度は、ユウタロウがエリカの息子に乗り移り、姿を現してみせます。そして、人知れず子育てに悩んでいたエリカに、彼女の息子の本当の想いを告げるのでした。こうして、ささら町の様々な人々と関わっていくうち、いつしかサヤにも母親としての自覚が芽生え始めていました。そしてそれは同時に、ユウタロウとの別れが近づいていることも意味しているのでした・・・。


 〝他人に乗り移って現れる”という個性的な設定を軸に、生前は分からなかった妻の強さや父の優しさ、そして自分の生まれてきた意味といった想いを、非常に切なく描いています。クスッと笑えるコミカルなシーンも交えながら、温かな家族愛が紡がれていきます。ラストのシーンなんかも、言葉はなくてもその音楽とストーリー描写だけで、泣けてしまうくらいです(笑)。


 いつの時代も、子供を愛する親心は変わらない。そんなことを気付かせてくれる、ステキな作品です。

【ワンチャン・ポイント】
※中村蒼さん・・・本作では、サヤに恋心を抱くささら駅駅員・佐野役。昨今人気の若手俳優さんで、最近の映画では「大奥」や「潔く柔く」、そして普通の大学生が半年でホームレスにまで落ちぶれてしまうという衝撃作「東京難民」では、主演を務めていらっしゃいます。

オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/

【追記】
縁あって応援することになりました♪

ミスキャンパス同志社2014ファイナリスト
NO.3
野瀬悠未さん

是非投票よろしくです★
http://misscolle.com/missdoshisha2014/vote