ふしぎな岬の物語 | <ムービーナビ> by映画コーディネーター・門倉カド

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いろんな想いが交差する、ステキなカフェの人間模様。


2014年10月11日公開
監督:成島出 出演:吉永小百合・阿部寛・笑福亭釣瓶 他


【賛否両論チェック】
賛:小さな村の人間模様を描く中で、ずっと叶わない恋心や、疎遠だった親子の絆の修復、死別した家族への想いなど、様々な傷が癒えていく様子が温かい。
否:後半の主人公の言動は、前半と比べて違和感が大きい。若干のホラー的要素もあるか。


ラブシーン・・・基本的にはなし
グロシーン・・・プロレスのシーンあり
アクションシーン・・・基本的にはなし
怖シーン・・・後半の雰囲気は少し怖いかも


 実在する岬を舞台に、カフェの女主人を取り巻く温かな人間模様を描きます。主演は吉永小百合さん。


 静かな村の、静かな岬。そこに佇む、1軒の小さなカフェ。何十年も変わらずそこにあるカフェは、村の人々の憩いの場となっていました。画家だった主人は随分前に亡くなり、今は妻の悦子(吉永小百合)が1人で切り盛りをしていました。ある日のこと、カフェに1組の父と娘がやってきます。父(井浦新)によると、2ヶ月前に妻が他界したものの、娘はそのことをまだよく理解出来ずにいるとのことでした。すると悦子は、少女に1つの魔法を教えます。それは、目の前の相手を優しく抱きしめて、背中をさすりながら、
「大丈夫、大丈夫。」
と声をかけてあげるというもの。そうすることで、自然と心が温かくなっていくのでした。


 一方、カフェのすぐ近くには、悦子の甥で何でも屋の浩司(阿部寛)が住んでいました。浩司はずっと悦子のことを想っていましたが、自分が前科持ちであることに負い目を感じ、近くで悦子を見守ることを心に誓っていました。また、カフェの超常連の窓際会社員・タニさん(笑福亭鶴瓶)も、悦子に恋心を寄せる1人でした。


 そんなある日、漁師の徳さん(笹野高史)の娘・みどり(竹内結子)が、村に戻ってきます。みどりは、徳さん達の反対を押しきって駆け落ちしたものの、結局上手く行かずに戻ってきたのでした。すると、それに待っていたかのように、今度は徳さんの具合が悪くなってしまいます。悦子も心配する中、浩司はみどりや悦子のために奔走するのでしたが・・・。


 何組もの家族が登場してくる、どちらかといえば群像劇に近い印象です。何十年も悦子を想い続ける、浩司やタニさんの切ない恋心。最初は口も聞かなかった徳さんとみどりが、徳さんの病気をきっかけにまた1つになっていく親子の愛。そして母を失った少女や、悦子自身の亡き夫への想いなど、様々な人々の心が交錯し、重厚でいて温かなドラマを作り出しています。反面、後半の火事のくだりは、少しやりすぎ感というか、重すぎて前半とのギャップに面食らうかも知れません。


 ただ、泥棒にまで温かい言葉をかけてあげられる悦子の人間性は、観ていてとても爽やかな気持ちになります。少し人恋しくなった時に、是非オススメです。


【ワンチャン・ポイント】
※井浦新さん・・・本作では、岬カフェを訪れる親子の父親役。旧芸名はARATAさん。近年では「かぞくのくに」や「ジ、エクストリーム、スキヤキ」で主演を務められている他、「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」「横道世之介」「さよなら渓谷」「そして父になる」「TOKYO TRIBE」などなど、第一線で活躍を続けていらっしゃる人気俳優さんです。


オススメジャンル&オススメ度・・・<感動したい>


本サイトはこちら→ http://movienavi.net/  


【追記】
縁あって応援することになりました♪


ミスキャンパス同志社2014ファイナリスト
NO.3
野瀬悠未さん


是非投票よろしくです★

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